【期間限定】巨大クーポールの下で遊べるパリのギャラリー・ラファイエットがとにかく楽しい

公開日 : 2019年04月19日
最終更新 :
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デパートなのに買い物せずに帰ってしまいそう。それくらい楽しいのがパリの百貨店ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店で今春行われているイベント「FUNORAMA(フノラマ)」です。

以前の記事「館内が丸ごとエンタメ施設!今春のギャラリー・ラファイエットで楽しめるイベント5選」で概要は一度お伝えしているのですが、フノラマの第2期「タイム2(4月8日〜5月26日)」がスタートしたので、館内エンタメを存分に体験してきました。

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クーポール直下のトランポリン「フナレア」

特に注目なのが本館クーポール(丸天井)下に、中に浮くように設置されたトランポリンのような「Funaréa(フナレア)」です。最初にこの企画を同店の担当者から聞いた時は「これを企画した人すごいですね!」と思いました。発想はとても斬新。しかも無料です。(体験時間は月〜土曜10〜20時、日曜11時30分〜19時30分)

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私も実際に体験してみると、すごく楽しい。豪奢な装飾に飾られた歴史的建造物の中で今までにない体験ができます。楽し過ぎるので、年甲斐もなく調子に乗って飛び跳ねてしまったのですが、そうしたらクラクラと酔って少し気持ち悪くなってしまいました。でも子供だったらもっと楽しめるはずです。

300㎡の館内緑地スペース「ル・ジャルダン」

飛び跳ねると疲れますよね。その際は同じく本館2階に期間限定(4月15日〜28日)で開いている庭園「ル・ジャルダン」にて休憩はいかがでしょうか。広さが300㎡ある緑地スペースを館内に設けています。

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フランスはもうすぐイースター(復活祭)の時期ですが、4月20日(土)と21日(日)には各所に隠された卵を探す復活祭恒例イベント、エッグハントも行われます。そしてエッグハントも参加無料です(要予約・限定25人・3〜10歳対象・保護者の同伴必要)。太っ腹。

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有料ですが(しかし5ユーロです)、鯉のぼり作り体験やイースターエッグのペインティング体験など、子供向け講座も開かれます。大人向けとしては、ガラス容器の中を観葉植物や苔を使って園芸するテラリウム作り体験(こちらも5ユーロ)ができます。

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エッグハントや各種体験講座は、ギャラリー・ラファイエットの公式サイトから申し込めます(申し込みページはフランス語のみ)。

ギャラリー・ラファイエット限定イースターチョコ

甘党の人にとってイースターといったら、チョコレートでしょう。グルメ館ではギャラリー・ラファイエット限定販売のイースターチョコレートもあります。

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■クリストフル X ピエール・エルメ

フランスを代表するパティスリー「ピエール・エルメ」が、これまたフランスを代表するカトラリーメーカー「クリストフル」とコラボした商品です。クリストフルには卵型ケースの中に銀のカトラリーが納まっているMOOD(ムード)という商品があるのですが、そこからインスピレーションを受けたチョコレートです。食用の銀箔に包まれた中には、ミニサイズの卵形チョコが入っています。

■ル・ショコラ・アラン・デュカス

ろくろを回した作ったような鐘の形をしたチョコレートの中に、魚の形をしたプラリネが入っています。チョコレートはブラックチョコレートとミルクチョコレートがあります。

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■ヤン・クヴルー

人気パティスリー「ヤン・クヴルー」は完全に独自路線です。同メゾンのアイコンであるキツネをモチーフに、チョコレートではなくケーキで提案しています。ベースににアーモンドミルクのシロップを使い、アマレット(杏のリキュール)で香り付けされたローストアーモンドの粉砕して、それで黄金色を出しています。そしてガナッシュとフルール・ド・セル(大粒の天日塩)をたっぷりと使い、ブラックチョコレートでグラサージュ。ココアをまぶしました。

■レクレール・ドゥ・ジェニー

こちらも変化球。サボテン型です。手作りグルノーラチョコ、シュトロイゼルのベースに、ホワイトチョコレートあるいはミルクチョコレートで作られたサボテンを乗せました。そこにヘーゼルナッツスプレッドを加えています。

■ジャン=ポール・エヴァン

イースター定番の雌鶏をモチーフにしています。草の上に腰を下ろす雌鶏の中には、ラックチョコレートやホワイトチョコレートの魚、アーモンド、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、クルミ、ヘーゼルナッツ、ジャンドゥーヤといった風味のプラリネが詰まっています。

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■ピエール・マルコリーニ

イラストのようにデザインされたウサギが帽子から顔をのぞかせている、かわいらしい形。カメルーン産とエクアドル産のカカオ豆をベースに、ホワイトチョコレートを使っています。

■ボワシエ

こちらも定番の卵型チョコレートですが、卵の造形がレース構成されたようになっています。ボワシエは1827年創業の老舗ショコラトリー。馴染みの形を菓子職人の技術で洗練させています。

■キャラメル・パリ

オレンジやクランベリーのコンフィ、キャラメリゼされたピーカンナッツ、グリルしたヘーゼルナッツまたはアーモンド(あるいはその両方)、カボチャの種などを入れ込みました。ブラックチョコレート66%、ミルクチョコレート38%、ブロンドチョコレート(ヴァローナ)の3種類が用意されています。

【データ】

Galeries Lafayette Paris Haussmann(ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店)

住所:40 Boulevard Haussmann 75009 Paris

営業時間(本館・紳士館):9時〜20時30分(日曜は11〜20時)

営業時間(グルメ・メゾン館):8時30分〜21時30分(日曜は11〜20時)

定休日:1月1日、5月1日、12月25日

最寄り駅:地下鉄7、9号線Chaussée d'Antin La Fayette

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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