パリにいたら参加したい2018年前半の注目イベント

公開日 : 2018年01月31日
最終更新 :
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パリは見所も多く、町歩きだけでも楽しいですが、年間を通して行われる各種イベントに参加すると、さらに楽しめます。そこで2018年前半(2〜6月)にパリ市内で行われるイベントをまとめてみました。

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2月

今年で21回を数える仮装行列のパレード。ガンベッタ広場を14時頃出発し、ガンベッタ通りからオーギュスト・メティヴィエ広場、メニルモンタン通り、ベルヴィル通り、フォーブル・ドゥ・タンプル通りを経由して、17時頃のレピュブリック(共和国)広場到着までを練り歩きます。レピュブリック広場到着後は、20時までカーニバルが続きます。

2月16日(18日/25日):春節

セーヌ川右岸ベルヴィル界隈と、13区イタリー広場より南に位置する中華街を中心に、春節(旧正月)のお祝い一色になります。春節自体は2月16日ですが、龍などが登場するイベントはベルヴィル地区で2月18日、13区は2月25日に開催予定です。一口に「中華」と言っても、中国本土出身者から東南アジア華僑までさまざまな人が住んでいます。

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2月24日〜3月4日:パリ国際農業見本市

農業国フランスを体現するような催しです。フランス全土から農林水産畜産業者が集結して、フランスの特産品が一同に会します。動物などの展示もあり。ファミリーで楽しめます。フランス大統領や各党の党首も毎年訪れるため、タイミングが合えば、会場内を報道陣に囲まれながら歩くマクロン大統領にも遭遇できるかもしれません。

3月

3月23日〜26日:独立ワイン生産者見本市

パリの酒飲みが、いつも楽しみに待つイベント。11月の秋にも開かれています。フランス各地から小規模ワイン生産者(少数ですがアルマニヤック、コニャックなど蒸留酒の生産者も参加)が集まり、数えきれない(飲みきれない)数の試飲スタンドが設けられます。価格はパリ市価よりも安く、試飲すればするほど財布の紐も緩んでしまうかもしれません。

3月30日〜5月27日:フォワール・ド・トローヌ

パリ東部ヴァンセンヌの森の一角に設営される期間限定の遊園地です。957年から続くお祭りを起源にしています(ただしヴァンセンヌの森に移動したのは1965年から)。会場内には絶叫マシンや観覧車など各種アトラクションや屋台が並びます。

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4月

4月1日:復活祭

復活祭に合わせてパリ市内西部にあるアンドレ・シトロエン公園では、大規模な卵探しが行われます。毎年多くの家族連れで賑わうファミリー向きのイベントです。

グラン・パレを会場として開かれる、主に第二次大戦後から現代の作品を扱う美術見本市です。23カ国から142のギャラリーが集まります。毎年世界の美術関係者が訪れ、2018年はスイスがゲスト国です。

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Art Paris Art Fair (c) Emmanuel Nguyen Ngoc, 2017

5月

5月21日〜6月10日:テニス全仏オープン

パリ市内西部のテニス場「スタッド・ローラン・ギャロス」で開かれるテニス世界四大国際大会の1つ。クレーコートで争われます。基本的にチケットは事前予約が必須。販売は公式サイトで購入できます。ただし天候により、当日券が手に入る可能性もあります。

美術館が無料で夜間解放される日。ルーブル美術館やオルセー美術館、ポンピドゥーセンターなど大きなところから、小規模のところまで、ヨーロッパ各国の美術館が参加して行われます。コンサートやインスタレーションなど、この日しか見られない特別イベントも美術館内で行われます。

6月

街中が音楽一色になる日です。ジャンル、プロアマ問わず、屋外に作られた特設会場や道路など、市内全体がコンサートホールと化します。特に夕方から夜にかけてパリ市内は音楽で溢れます。公式サイトから事前に目当てのコンサートを探して訪れても良いですし、いくつか街中の音楽をハシゴしても楽しいです。

これら今回紹介したイベントの他にも、大小さまざまな催しがパリでは日々開かれています。ぜひ観光とあわせて訪れてみてください。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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