パリの新シェアサイクル「ゴービー・バイク」の使い方【順に解説】

公開日 : 2017年11月14日
最終更新 :
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市民と観光客の足と頻繁に利用されているパリのシェアサイクル「ヴェリブ」。そのシェアサイクル事情に、今年10月から香港の企業によるシェアサイクル「GooBee.Bike(ゴービー・バイク)」が参入し、パリ市内におけるシェアサイクルの選択肢が増えました。

このシェアサイクルの良いところは、ヴェリブのようにステーション(駐輪場)に返さず、町中で乗り捨て可能という点(駐輪禁止の場所もあります)。そのためステーションが満車で、目的地周辺に着いたのに自転車をなかなか返却できないということがありません。また目的地でそのまま乗り捨てできるため、行きたいところまでピンポイントで自転車を使えます。今回はそのゴービー・バイクの使い方を説明していきます。

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ゴービー・バイクの利用にはスマホへの専用アプリのダウンロードが必要です。ダウンロードしたらアプリを開きアカウント登録します。アカウントはフェイスブック経由または携帯の電話番号を使っての登録が必要です。フェイスブックのアカウントを持っていない人もいるかもしれないため、今回は電話番号を使って登録してみます。

まず「Continue with phone number(電話番語で登録を続ける)」をタップ。次にログイン画面に変わります。まだアカウントを作っていませんので、画面下部にある「Sign up(登録)」を選びます。

「Phone number(電話番号)」にスマホの電話番号を入れます。「+」と数字があるのは国番号です。日本の携帯電話の番号の場合は「+81」、フランスの場合は「+33」を選びます。他国の携帯番号の場合は、それぞれの国の番号を選びます。その後は電話番号を入れていきます。

例えば「01-2345-6789」という番号があるとします。記載欄にはすでに頭の「0」が記入されていますから、「0」以降の「23456789」を入力します。「Send PIN(PINコードを送る)」をクリックすると、記入した番号宛に数字のPIN(識別)コードが届きます。その数字を「Enter PIN(PINコードを入力)」に入れ、「I have read and accepted the Terms & Conditions......(利用規約に同意する)」の欄にチェックを。「Create Account(アカウントを作る)」を押せば、アカウントが作成されます。

アカウントが作成できログインしたら、まず地図を見てみましょう。パリのどこに自転車が置いてあるか表示されています。ステーションがあるわけではないため、自転車の位置は、時間とともに乗り捨てられた場所で変わります。

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レンタルにはまずお金が必要です。「My Wallet(財布)」の欄で、アプリに一定の金額をチャージします。支払いは「My Wallet(財布)」にある「My Payment Methods(支払い方法)」から「Add a new card(新しいカードを加える)」へ行き、そこにクレジットカード情報を登録します。またApple Payなどにも対応しています。

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チャージするには、「Top Up Now(今チャージする)」をタップ。次に「Select an amount for riding credit(入金額を選ぶ)」の画面が出てきます。「5ユーロ」「10ユーロ」「20ユーロ」という選択肢から、前払いしたい額を選びます。初回のみ、それら金額に加えてデポジットとして15ユーロが必要となります。つまり「5ユーロ」を選んだ場合、その5ユーロとデポジットの15ユーロで、合計20ユーロかかります。

入金が終われば、いよいよレンタルです。アプリの地図を頼りに最寄りの自転車まで行き、ハンドルまたはサドルの下に付いているQRコードを読み取ります。

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読み取るにはアプリ地図内の下方にある「Unlock(ロックを外す)」をクリック。カメラをQRコードにかざし、自転車に付いているコードを読み取り、自転車にかけられているロックを外します。上手く読み込めない場合は、「Unlock bike manually(手動でロックを外す)」を選び、QRコード下に書かれている数字を入力します。周囲が暗い場合は「Use Flashlight(フラッシュを使う)」を選ぶと、カメラのフラッシュが作動します。

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読み込みが終わると自転車自体のロックが解かれ、後輪部分にある鍵を外せるようになります。

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鍵を外しサドルの高さを調節したら自転車に乗りましょう。現時点の料金は90分で0.50ユーロです。目的地へ付いたら道端へ自転車を駐輪し、自転車の鍵をかければ返却完了。とても便利です。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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