世界遺産のパムッカレとヒエラポリス

公開日 : 2016年07月29日
最終更新 :

皆様、こんにちは!

今回は世界遺産に登録されいるパムッカレとヒエラポリスについてご紹介します。

真っ白い石灰棚のパムッカレはトルコ語で「綿の城」という意味です。

Pamuk(パムク)は「綿」、Kale(カレ)は「城」です。

パムッカレのあるデニズリという街は昔から綿産業や繊維産業が盛んでした。

郊外には工場が沢山あり、ある工場で働いていたトルコ人が工場に集められた山のような綿を見て、パムッカレと名付けたという云われがあります。

遠くから見ると雪山のようですが、白い部分は全て石灰です。二酸化炭素は水分と共に蒸発し、石灰だけが残ってこのような景観を作り上げています。

今でも石灰は1年に3㎝ほどづつですがつもり続けていると言われています。

パムッカレの入場料は、2016年4月1日より25TL(トルコリラ)から35TLに変更になりました。

また入場時間は時期にもよりますが、夏の間は8時から21時までです。

またチケットの利用は一度限りです。

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更に、パムッカレに湧き出す水は天然の温泉です。温度も36℃と適温!

ミネラルが豊富に含まれている微炭酸水なので、お肌にも健康にも良いですよ!

1年を通して世界中から旅行者がこの温泉を求めてやってきます。

含まれているミネラルの中でダントツに多いのがカルシウム(石灰)で、この石灰がパムッカレの石灰棚を作り上げています。

石灰棚を上って行くと博物館になっているローマ浴場があります。そこの隣にアンティーク・プールがあり、遺跡がゴロゴロと沈んでいる中を泳ぐことができます。このプールは、温泉の水源で、ヒエラポリスのメインストリートでした。

アンティーク・プールの利用料金は、パムッカレの入場料とは別に32TLが必要です。

入り口に受け付けがあるのでお金を払ってチケットをもらいます。このチケットの利用も一度限りです。

アンティーク・プールには更衣室やシャワー、カフェテリアもあるので、ここでのんびりと過ごすのも良いでしょう。

営業時間ですが、19時閉館です。

プールの中に入るとシュワシュワと微炭酸なのがわかります。気持ち良いですよ!

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また、ローマ時代のヒエラポリスの古代都市遺跡も見物ですよ!円形劇場やアポロ神殿跡、ヒエラポリスのメインストリートや共同墓地跡、聖フィリップの殉教堂やローマ浴場跡など、神聖で大きな都市だったことがわかります。

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私のお勧めは円形劇場です。トルコのローマ遺跡の中でもかなり有名な円形劇場は景色も良く、保存状態も良いので是非訪れてみて下さいね!

円形劇場は今でも音楽祭やコンサートなどに使われることがあります。

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パムッカレのヒエラポリスは聖書にも書かれているので、遺跡に興味のある方にはお勧めの場所です。

次回は温泉についてレポートしたいと思います。

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