北端の宝石・カヤンゲル環礁へ行ってきました!

公開日 : 2018年12月15日
最終更新 :
筆者 : K

パラオの北端にある、のどかで美しいカヤンゲル環礁へ行ってきました!

私の住むコロールからボートで2時間ほどかかります。この日は風が強く波が高かったので、なんと片道3時間かかりました...。何を隠そう、私の夫はこの環礁の出身なのです。

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いつ見ても美しい奇跡のブルー!今日は会えませんでしたが、イルカの群れに遭遇することも。

このカヤンゲル州には、環礁を囲む3つの島があり、いちばん大きなカヤンゲル島に現在70人が住んでいます。他の2つは無人島です。いちばん大きなカヤンゲル島でも1.4平方キロ、30分もあれば、ぐるり島内を走っているリングロードを1周できます。

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波止場(パラオ語でもハトバと言います)から上陸して、島を周ってみましょう。

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道は舗装されていません。砂の白い道です。バナナとココナツの並木を抜けるとタロ畑が。

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カヤンゲルのタロ芋は、パラオの中でも美味しくて有名です。他の特産物は、バナナ、ココナツ、島レモンなど。小さいですが、実り豊かな島です。

南端にある島内唯一の小学校。パラオの小学校は8年制ですが、それでも全校生徒8名。

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カヤンゲルは、2013年の台風で大きな被害を受け、小学校は屋根が吹き飛びました。その後、日本の援助で再建されました。台風前と台風直後の同じ建物の写真です。

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被害の大きさが一目瞭然です。日本や台湾をはじめ、多くの国、人々から厚い支援を受け、5年経った今は元の美しくのどかな日常を取り戻しました。ご支援、ご心配くださった皆様、どうもありがとうございました。

リングロード巡り続けましょ。

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古代の沐浴場の遺跡。島内に3つあります。お風呂だったんではないか?と言われているだけで、詳しいことは謎のままです。サワサワと風に揺れるバナナ並木のトンネルの途中にあって、苔むした敷石の上を犬が蛙を追いかけています。のどかだなぁ〜。

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こちらは診療所。医師も看護師もいません。3ヶ月に1回巡回の看護師が来るそうです。のどかで美しい島だけど、無医村、いちばん近い病院まで荒波こえて2時間という厳しい現実。そのせいか、薬草など自然のものを薬として用いる知恵が、今も残っています。薬草を煮出したココナツオイルや、グアバや山リンゴの葉を沐浴に使ったり、ココナツの根を絞ったり、若いココナツを蒸して飲んだり。この辺の知恵のことは、また別の機会にお話ししようと思います。さあ、荒波こえてコロールへ帰ります!またね、カヤンゲル。

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カヤンゲル環礁へは、カヤンゲル州政府ボートが、隔週金曜日と日曜日に運行しています。朝8時コロール発10時カヤンゲル着、午後2時カヤンゲル発4時コロール着の往復なので、日帰りできます。料金は一人往復40ドル、入島税8ドルです。運行スケジュール、料金は2018年12月現在のもの。詳細は在コロール州政府オフィスへお問い合わせください。

カヤンゲル州政府オフィス:電話 +680(488)-6238

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