北端の宝石・カヤンゲル環礁へ行ってきました!
パラオの北端にある、のどかで美しいカヤンゲル環礁へ行ってきました!
私の住むコロールからボートで2時間ほどかかります。この日は風が強く波が高かったので、なんと片道3時間かかりました...。何を隠そう、私の夫はこの環礁の出身なのです。
いつ見ても美しい奇跡のブルー!今日は会えませんでしたが、イルカの群れに遭遇することも。
このカヤンゲル州には、環礁を囲む3つの島があり、いちばん大きなカヤンゲル島に現在70人が住んでいます。他の2つは無人島です。いちばん大きなカヤンゲル島でも1.4平方キロ、30分もあれば、ぐるり島内を走っているリングロードを1周できます。
波止場(パラオ語でもハトバと言います)から上陸して、島を周ってみましょう。
道は舗装されていません。砂の白い道です。バナナとココナツの並木を抜けるとタロ畑が。
カヤンゲルのタロ芋は、パラオの中でも美味しくて有名です。他の特産物は、バナナ、ココナツ、島レモンなど。小さいですが、実り豊かな島です。
南端にある島内唯一の小学校。パラオの小学校は8年制ですが、それでも全校生徒8名。
カヤンゲルは、2013年の台風で大きな被害を受け、小学校は屋根が吹き飛びました。その後、日本の援助で再建されました。台風前と台風直後の同じ建物の写真です。
被害の大きさが一目瞭然です。日本や台湾をはじめ、多くの国、人々から厚い支援を受け、5年経った今は元の美しくのどかな日常を取り戻しました。ご支援、ご心配くださった皆様、どうもありがとうございました。
リングロード巡り続けましょ。
古代の沐浴場の遺跡。島内に3つあります。お風呂だったんではないか?と言われているだけで、詳しいことは謎のままです。サワサワと風に揺れるバナナ並木のトンネルの途中にあって、苔むした敷石の上を犬が蛙を追いかけています。のどかだなぁ〜。
こちらは診療所。医師も看護師もいません。3ヶ月に1回巡回の看護師が来るそうです。のどかで美しい島だけど、無医村、いちばん近い病院まで荒波こえて2時間という厳しい現実。そのせいか、薬草など自然のものを薬として用いる知恵が、今も残っています。薬草を煮出したココナツオイルや、グアバや山リンゴの葉を沐浴に使ったり、ココナツの根を絞ったり、若いココナツを蒸して飲んだり。この辺の知恵のことは、また別の機会にお話ししようと思います。さあ、荒波こえてコロールへ帰ります!またね、カヤンゲル。
カヤンゲル環礁へは、カヤンゲル州政府ボートが、隔週金曜日と日曜日に運行しています。朝8時コロール発10時カヤンゲル着、午後2時カヤンゲル発4時コロール着の往復なので、日帰りできます。料金は一人往復40ドル、入島税8ドルです。運行スケジュール、料金は2018年12月現在のもの。詳細は在コロール州政府オフィスへお問い合わせください。
カヤンゲル州政府オフィス:電話 +680(488)-6238
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。