【広島大崎上島の観光】7/22(土) きのえ十七夜祭2017!
みなさん、こんにちは! 大崎上島特派員のyukiです。
今日の話題は大崎上島の夏祭り!
人口7,800人(2017年5月末現在)の島に、夏祭りが3つもあるんです。
なぜかというと、大崎上島町はもともと3つの町が合併してできた町なので、お祭りなどはそのまま受け継がれているのです。
その1番目を飾るのが「きのえ十七夜祭」!
関係者に協力していただいたので詳しくご紹介しますね。
(データ/藤原啓志様ご提供)
<日にち>
2017年7月22日(土) ※雨天の場合は翌日に順延
<時 間>
10:00~16:00 櫂伝馬競漕
12:40~ 櫂伝馬体験乗船
13:10~ もちまき大会
19:00~20:00 ライブステージ
大崎海星高校ソーラン部、PRML5
20:00~ 海上花火大会
<場 所>
大崎上島木江港
■大崎上島と世界遺産である広島宮島・嚴島神社には深いつながりがあります!
上のパンフレットを見て「あれ? 嚴島神社??」と気付かれた人もいるんじゃないでしょうか?
実は、大崎上島には宮島嚴島神社の分社が置かれていて古くから親交があるのです!
山口青旭堂発行『安芸の宮島、広島の昔ばなし』によると、嚴島神社の本殿はもともと大崎上島にあり、そのあと宮島に移転したという記載が残っているとのこと。
大鳥居跡も大崎上島の大西地区にあるんですって!
旧暦6月17日に宮島嚴島神社で行われている管弦祭は、大崎上島でも開催されます。
それがこの「きのえ十七夜祭」、正式名称「木江嚴島神社管絃祭十七夜祭」なんです!
現在大崎上島では、旧暦6月17日に近く潮がいい土曜日に開催されています。
■広島県から唯一「島の宝100景」に選ばれている櫂伝馬競漕もあります!
櫂伝馬(かいでんま)という大崎上島に伝わる木造の和船を18人で操り競漕します。
(写真/藤原啓志様ご提供)
実は、お祭りが始まった当初は御座船を引っ張るだけで競漕はやっていなかったそうです。
しかし、いつしか櫂伝馬を造船したそれぞれの造船所が「どの櫂伝馬が一番速いか」を競い合うようになり、それが始まりだと言われているとのこと。
お祭り当日は5回櫂伝馬競漕が行われます。
しかし、そのうち1回は神様への奉納競漕となっており、その競漕だけは女人禁制となっています。
昔は櫂伝馬に女性が乗ること自体が禁じられていましたが、神様とは切り離した競漕を行うことで、数年前から女性も解禁となったとのこと。
現在では櫂伝馬の女子チームもあるんですよ!
体験乗船もあるので、興味のある人はぜひ乗ってみてくださいね。
もちろん! 女性も乗ることができます!
■屋台やステージも!
お祭りにかかせない屋台もあります!
(写真/yuki 2016)
昨年ビックリしたのがこれ! イイダコが丸々1匹入ったたこ焼き!
食べ応え十分でとっても美味しいです。今年(2017)もあるといいなぁ!
ほかにも、商工会や大崎海星高校の屋台もありますよ。
ステージでは、昨年(2016年)は大崎海星高校の生徒がソーランと和太鼓を披露してくれました。
(写真/yuki 2016)
今年(2017年)の見どころは、何といってもPRML5のライブ!
私はまだ見たことがないのでよく分からないのですが、「盛り上がること間違いなし!」とのことです!
大崎海星高校のパワーアップしたソーラン部とPRML5のライブ。
いまから楽しみで待ち遠しいです!
■4,500発の海上花火大会!
お腹も満たされ空が暗くなってくると御座船が湾内に戻ってきます。
そして「ドォ~ン!」という音とともに花火が打ち上げられます!
御座船はゆっくり進み、明りの灯った櫂伝馬はものすごいスピードで湾内を旋回!
夜空には色とりどりの花火! ものすごく幻想的です。
(写真/yuki 2016)
お神輿は木江嚴島神社へ。
お祭りと言えば「お神輿が町を練り歩く」ということを想像される人も多いですよね。
もちろん! 木江の町にもお神輿が練り歩きます!
しかも! 陸だけではなく船にお神輿を乗せて海の上も練り歩くのです!
お神輿を担いで町中を練り歩くことを「神輿陸渡御(みこしりくとぎょ)」、お神輿を御座船に乗せ櫂伝馬で引っ張り、海上からも町全体を回ることを「御座船宮入り船渡御(ござせんみやいりふなとぎょ)」と言います。
水の神様である嚴島神社のイチキシマヒメノミコトを町全体に運ぶことで神様に喜んでいただいて、住民が安全で健康に繁栄できるように願ったものと言われています。
(写真/yuki 2016)
このあと、本格的に花火大会が始まります!
目の前で上がる海上花火! 大崎上島へ来るまでは、こんなに近くで花火大会を見たことがありませんでした。
(写真/yuki 2016)
■フェリー最終便の時間に注意!
今年(2017)は花火大会の開始時間が20時となっています。
フェリーの最終便に乗り遅れないようご注意くださいね!
※昨年(2016)山陽商船から出ていた「納涼船」は、「今年(2017)は出ない」とのことです。
以上、「きのえ十七夜祭2017」(木江嚴島神社管絃祭十七夜祭)をお伝えしました。
移住前には有名な花火大会へ何度も行ったことがあるので、見るまでは正直なところ大崎上島の花火大会って「しょぼいんじゃないの!?」と思っていました。
たしかに、都会のような豪華さや華やかさはないかも知れません。
しかし、櫂伝馬と海上花火の共演は本当に素晴らしいです!
いまでは「ぜひ一度は見てもらいたい!」と自信を持っておすすめすることができます。
迫力ある櫂伝馬競漕や体験乗船、ライブステージなど見どころたくさん!
都会のように場所取りする必要もなく、思い思いの場所でゆっくり花火を見ることができるのもおすすめのひとつですよ!
同じ日に下記イベントも行われます!
2017年7月
大崎上島特派員yuki
筆者
北海道特派員
yuki
2021年、北海道十勝地方の新得町(しんとくちょう)へ移住。趣味は旅行。
【記載内容について】
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