壺屋やちむん通り祭り、お気に入りの"やちむん"を探しに行こう
毎年11月の第一土曜日曜、那覇市壺屋のやちむん通りではお祭りが開催されます。
各店舗にて、やちむん(焼物・陶器)の割引販売や、窯元でのロクロ無料体験、道ジュネー、演舞、壺屋まーいなど2日間、様々なイベントが開催されます。
壺屋焼は1682年に琉球王府が、美里村の知花(沖縄市)、首里の宝口、那覇の湧田の3つの窯場を、那覇の壺屋に集めて陶工の養成や陶器産業の振興に力を注ぎました。
壺屋に集めたのは良質の土や水が豊富で港に近く、薪や土の調達がしやすい環境があったからです。
壺屋焼には荒焼(アラヤチ)と上焼(ジョーヤチ)の2種類があり、荒焼は釉薬(うわぐすり)をかけないマンガン釉をかけた相称で、水甕や酒甕、升瓶などになります。
上焼は釉薬をかけて焼き上げる陶器の相称で、お椀、お皿、急須、抱瓶などさまざまな物があります。
壺屋焼きの特徴として本来琉球王府でしか使用を認められなかった「赤絵」をはじめ、土を盛りつけて飾る「タックワーサー」逆に削って模様をつくる「掻落とし」「線彫り」などの技法があります。
描かれる柄には、魚、海老、唐草、菊、梅、牡丹といっためでたい物が多く、他には水玉柄や、釉薬が流れるままに作り出す「かけ流し」があります。(壺屋やちむん通り会HPより引用)
開催期間中、壺屋焼物博物館は無料で開放されています。
ちなみに常設展観覧料は一般350円、大学生(要証明書)までは無料です。
期間中はさまざまなイベントが用意されています。
まず初日の土曜日のみですが、数量限定のマーサムンをいただくことができます。
今年は「壺屋の器で食べるマーサムン限定100食」として、命果報(ぬちがふう)で提供されました。
以前は沖縄おでんでしたが、今年は軟骨ソーキと三枚肉が乗った沖縄そばでした。
麺は大好きな亀浜製麺所の麺で、これで300円はリーズナブル。
雰囲気の良い命果報で食べれるのも最高です。
育陶園陶芸道場ではロクロ無料体験が開催されていますので、焼物に触れるには絶好のチャンスです。
壺屋華鳳会の旗頭演舞が行われました。
旗頭は地域のシンボル・守り神のような存在で、装飾の色や形、旗に書かれた字にはそれぞれに深い意味が込められています。
高さは約10m、重さは40~60キロの旗頭をひとりで持ち上げ、宙に豪快に躍らせる旗持ちは、男の中の男とされています。
必死に練習し、周囲に認められた人だけが当日の旗持ちを許されるそうです。
沖縄では有名な沖縄民謡歌手である大城美佐子さんや前原信喜さんのライブも開催され、しばしの時間でしたが癒される唄を聴かせていただきました。
今年はスッキリしない天気だったのでポニー乗馬体験は中止になりましたが、ふれあいヤギコーナーは開催されました。
ヤギの餌やりをしながら、動物にも触れあえます。
この機会に、やちむん通りを散策しながら、お気に入りのやちむん探しに行ってみましょう。
そして壺屋焼の歴史も学びましょう。
第14回 壺屋やちむん通り祭り 2018
住 所:沖縄県那覇市壺屋1丁目21?14
壺屋やちむん通り、すーじ小通り
開催日:2018年11月3日(土)~11月4日(日)
10:00~18:00
※交通規制12:00~17:00
料 金:見学無料
問合せ:那覇市立壺屋焼物博物館 TEL 098-862-3761
主 催:壺屋やちむん通り会
共 催:壺屋陶器事業協同組合、壺屋町民会自治会、那覇市
協 賛:沖縄銀行、ハイアットリージェンシー那覇
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。