国際通りで、琉球王朝時代にタイムスリップできるお店「首里天楼(すいてんろう)」

公開日 : 2018年01月18日
最終更新 :
筆者 : 菅原 啓

沖縄の歴史と文化を、琉球料理を堪能しながら知ることができるお店があります。

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ちょうど国際通りの真ん中辺りにある「琉球料理 首里天楼」です。

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気をつけて歩かないと見過ごしそうですが、琉球石灰岩の白い壁が目印になります。

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ここで首里天楼(すいてんろう)の由来をお話しします。

昔、琉球王国を支配した国王は、首里天加那志(すいてんがなし)と呼ばれていました。

1406年に尚巴志王(しょうはし)が開いた王朝は、1879年の琉球処分までの470年*余りに渡って琉球全土を支配していました。

琉球王朝は江戸幕府よりなんと200年も永く繁栄し、「万国津梁(ばんこくしんりょう=世界の架け橋)」の言葉を掲げて、さかんに世界へこぎ出していく貿易国家でした。

この時代は様々な外国文化を取り入れ、琉球独自の芸術や文化や精神性が生み出された時代でもあり、現代の沖縄にも大きな影響を与えています。

日本史では習わない、琉球という独立国の歴史と文化を伝えるために首里天楼は誕生しました。

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お店は一階から三階まであり、琉球舞踊とライブは毎日開催されています。

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三階にある絵巻の大広間は大きな舞台があり、ここで琉球舞踊や三線ライブを鑑賞することができます。

ステージより後方の一段高くなった席がお薦めですので、必ず予約を入れておきましょう。

足に負担をかけずゆったり座り、ステージ全体を見渡せます。

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今日はこの後方席で、琉球料理と一緒に楽しみます。

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さまざまな琉球舞踊は始まる前に解説してくれますので、とても分かり易く楽しめます。

時間は、第1部が 19:00~(30分)、第2部が 20:30~(30分)となります。

琉球舞踊を鑑賞していると自分が琉球国王になったような、また琉球が身近に感じる事ができて良い経験ができます。

沖縄で接待をする店を聞かれたら、迷わずここ「首里天楼」をお勧めします。

[ショップ情報]

琉球料理 首里天楼

住所:沖縄県那覇市牧志1丁目3-60

電話:098-863-4091

営業時間:昼11:00~17:00

     夜17:00~24:00

定休日:年中無休

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