刀好きは必見!!備前長船刀剣博物館 ~瀬戸内市長船町~

公開日 : 2018年10月11日
最終更新 :
筆者 : mami
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名工を数多く輩出してきました。

国宝、重要文化財の約7割は備前刀です。

中でも長船の"福岡一文字派"の素晴らしさは古歌にも歌われ

その華やかさを誇っています。

長船は日本刀の聖地と言っても過言ではないと思います。

刀剣、というと居合道や一部のマニアの世界でしたが

数年前から「歴女」や「刀剣女子」なんてキーワードも出てきて

ここ備前長船刀剣博物館も客層がグッと変わってきているそうです。

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他にも真剣を持ちあげられる体験コーナーもありますよ。

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ガラス越しに美しい光を放つ名刀がずらり。

写真の刀名は真田幸村が所有していたと伝わる「村正」です。

刀のことを知らない人も「妖刀村正」は聞いたことがあると思います。

徳川家に仇をなす刀として有名になりました。

この鞘は千段刻み、凝ったデザインですね。

戦いの武器として生まれた刀剣も作り手たちの込めた魂のせいか

武士道の象徴から伝統工芸を駆使した美術品となっています。

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意外と華奢に感じました。

織田信長の裃を別の博物館で見たことがありましたが

これも小さく感じられたので小柄な人だったのでしょう。

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上の刀剣は『戦国無双』というゲームとのコラボで数年前に展示されたもので

駐車場に車が止められないくらいの盛況でした。

ちなみに『戦国無双』とは、若者を中心に絶大な人気を誇り

戦国時代を舞台に様々な武将を操作して戦うアクションゲームです。

上の写真はは『十文字槍』で直槍の左右にも刃がつき、文字通り漢字の「十」の字に見えます。

この槍は左右の刃で敵の武器を受け止めたり

相手をひっかけて地面に引き倒すなど多彩な使用法があったそうです。

実用本位な武器だったため、平和な時代を経て制作方法はすでに失われていましたが

この「戦国無双の刀剣展」をきっかけに現代の刀匠達により

制作技法が研究され歴史から甦ったそうです。

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これをそのまま作ると当然ながら「銃刀法」に違反する武器になってしまうので

創意工夫を加えて再現された矛です。

刀匠たちの技術の高さに驚いた企画展でした。

備前長船刀剣博物館

アクセス JR長船駅より徒歩40分 レンタサイクル20分 タクシー10分

料 金 一般500円 高大生300円 小中学生無料

住 所 〒701-4271瀬戸内市長船町長船966番地

電 話 0869-66-7767

時 間 9:00~17:00(入場は4:30まで)

休 み 月曜日(休日の場合は翌日に振り替え)12月28日~1月4日

    祝日の翌日 展示入れ替え時の臨時休館

URL   http://www.city.setouchi.lg.jp/token/

筆者

岡山特派員

mami

岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の生粋の「おかやまっ子」です。

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