歴史的な洞窟で夏目漱石舞台!

公開日 : 2018年03月26日
最終更新 :

ソビエト連邦前にできたこちらの洞窟で夏目漱石の書物を演じることをお聞きし、拝見しました!オデッサの中でも最も歴史的な建物が多く並んでいる場所に隠れた洞窟は石で綺麗に高い天井が作られていてまるで協会の地下室にいるような雰囲気。オーナーにこの場所の歴史を聞くと、知っている範囲ではソビエト連邦時代は軍のトレーニング場として使われていたが、その間に作られた時はなぜできたのかの記録は見つかっていないとのこと。

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私が初めてこちらの舞台に来た時はグーグルマップで場所を検索し、カフェにまずたどり着きました。新しくリフォームされたばかりで中がとてもモダン。実はカフェと舞台は同じオーナーでショーが始まる前にお客さんがコーヒーを飲んで落ち着ける場所だそうです。舞台が始まる前になるとスタッフに案内され、まずカフェをでます。カフェのすぐ横に階段があり、そこを降りると洞窟の入り口。歴史を間じかに感じさせる雰囲気のある場所です。階段を降りるとまずジャケットを脱ぎ、奥の方に歩くと左側に客席があり、スーテージも。劇場は小さめですがとても素敵な場所です。

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こちらの劇場ではヨーロッパやアジアで歴史的な舞台作品をロシア語とウクライナ語で見ることができます。

夏目漱石の舞台をすることを聞いた時はとてもびっくりしました。今回拝見したのは夏目漱石の「夢十夜」。客席の近くでこちらの小説を日本語、ウクライナ語、ロシア語と翻訳されたものを売っておりました。

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ウクライナでは夏目漱石の小説をどう舞台にするのかとても興味を持ちました!

舞台が始まり、劇場が暗くなるとまず黒澤明の「7人の侍」シーンがプロジェクターで流れました。その後、日本の楽器を演奏した女性が現れ、笛や太鼓などを叩き雰囲気作りに。そして女性二人が小説をウクライナ語とロシア語で交代しながら読み始めました。偶に日本語でも読みました。

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こちらの舞台は演技など言葉がわからなくても内容がわかる方法があまりなかったのでロシア語やウクライナ語のわからない方にはちょっと難しいと思います。 ただ、ウクライナ語がとても綺麗に聞こえました。

客席の反応はとても良く、舞台後何人かの人にどうやって夏目漱石の小説を手に入れられるかを聞かれました!

こちらの舞台は「カフカの猿」など、演技が含まれている舞台もありますので是非拝見してみてください!こちらのグループのフェースブックを見ていただければどの舞台が何日に演奏されるか書かれております!

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