悲哀のひまわり
いよいよ帰省ラッシュも終わりになり、天候不順の夏も終わりに近づいたようです。夏休みの少ない北海道の学童達は、宿題に追われているのでしょうか?
暑い北海道の夏の花の象徴は、何と云っても「ひまわり」です。
ひまわりの花ことばは、(情熱)など、たくさんありますが、私はあえて(悲哀のひまわり)と表題を付けました。その理由は、1970年に公開された映画(ひまわり)を強烈に思いだすからです。ソフィアローレン演じるジョバンナが、ソ連戦線に出征して行方不明になった夫マルチェロマストロヤンニ(アントニオ)を探しに、ウクライナへ出掛けます。アントニオは軍列から落後し、雪の中で意識を失い行倒れになっているところを現地の娘に助けられて、やがてその娘と結婚し、小さな子供と平和に暮らしている情景を見つけ出します。幸せそうな暮らしぶりを見たジョバンナは、そのまま、何も言わずに、ふるさとのイタリアへ向けて、鉄道に乗り込みます。帰途の途中、ウクライナの大地の果てまでも、続くひまわり畑を車窓から眺めています。情熱的なひまわりとは、対照的に、ジョバンナの大きな瞳からみるみる大粒の涙が落ちて、映画は終わります。
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