ベトナムの秘境!世界遺産「ニンビン」で訪れるべき名所は?

公開日 : 2017年12月27日
最終更新 :

はじめまして!「地球の歩き方」ベトナム・ニンビン特派員ブログを担当することになりました松本です。ベトナムには、ハノイ、ホーチミン、ダナンと人気の観光地がたくさんありますが、「ニンビン」を知らない方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず、ニンビンはチャンアン名勝遺跡群が2014年6月に世界複合遺産に認定されたばかりの観光地で、認定前はベトナム国内でもそこまで有名ではない所でした。

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ブログ初回は、ニンビンで訪れるべき名所をまとめてご案内。実はニンビンには「ベトナム初」「ベトナム最大級」といわれる場所がたくさんあるんです。各所の詳しい案内は、今後のブログをご期待ください!

そもそも「ニンビン」ってどこ?ハノイ市から南方に約90キロ、車で約1時間半ほどのところに位置しています。移動にはバスまたはリムジンを利用します(移動方法についてはまたご紹介しますね)。

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ニンビン省内の「チャンアン名勝遺跡群」は、5つの地区(ホアルー区、ザービエン区、ニョークアン区、ニンビン市、タムディエップ市)にまたがり、壮大な自然と歴史遺跡が点在していることが評価され、2014年6月にベトナム国内で初めて「世界複合遺産」に認定されました。

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ユネスコが登録する世界複合遺産は、文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えている場所に認定されます。世界遺産の登録数が1052件(2016年9月現在)に対し、世界複合遺産はたったの35件。ということは......チャンアン名勝遺跡群は、世界的に見ても貴重な自然と文化が継承されている場所!ってことなんです。

チャンアン名称遺跡群には、チャンアン景勝地、古都ホアルー、タムコック渓谷、バイディン寺、ビックドン寺、トゥンニャム、ティエンハー洞窟などなど、ニンビンを代表する観光スポットがたくさんあります。

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ニンビンといえば、チャンアン景勝地のボートクルーズ。面積2168ha(東京ドーム約460個分!)もの壮大な自然を、ボートに揺られながら巡ります。巨大な奇岩と深い緑が織りなす景色は圧巻。ちなみに、このエリアはハリウッド映画『キングコング: 髑髏島の巨神』の舞台にもなりました。

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チャンアン景勝地から車で10分ほどの距離に位置する古都ホアルーは、ベトナム権力封建国家誕生の地です。現在、ディン・ティエン・ホアン王、レー・ダイ・ハン王、リー・タイ・トー王といった三人の英雄たちの家などの歴史的建築物が保存されています。

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チャンアン景勝地と並ぶ、ニンビンの代表的な観光スポット。タムコック渓谷もボートクルーズがありますが、チャンアン景勝地と異なるのは、田園風景を堪能できること。地元の人いわく、4~5月の収穫時期前がもっとも美しい時期です。

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総面積700ha、廊下に並んだ500体以上の羅漢像、青銅で作られた高さ10mのお釈迦様などなど、いずれをとってもベトナム最大級のお寺です。夜は寺院内が美しくライトアップされ、幻想的なムードに包まれます。

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西洋のゴシック建築様式と東洋の寺院建築様式が折衷した、世界的にも稀な教会。ニンビン市内から車で30分ほど東南に向かった先にあります。礼拝堂は屋根以外がすべて石造り。このような建築はとても珍しいため、地元では「宝石」と呼ばれています。

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北部デルタ最大規模の湿地を有する自然保護区。457種類の植物、39種類の動物が生息しています。特に、「ヴォック」と呼ばれる猿が有名。ベトナム語で「白い猿を履いたパンツ」という意味のとおり、ユニークな柄が特徴です。目撃できた人はラッキー。

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1962年、ベトナムで最初の国立公園、また最初の自然保護区として認定。調査データによると、89種類の動物、307種類の鳥類、爬虫類、両生類、65種類の魚類と約2,000種類の昆虫が生息......と、かなりの規模。トレッキングやサイクリング目的の観光客も大勢訪れています。絶滅危惧種の霊長類を保護している施設も見学可能。

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ニンビンは、ハノイからたった1時間半と近場であるにもかかわらず、手つかずの自然が残る"ベトナムの秘境"。このブログを通して、ニンビンに行ってみたいと思ってくださる方がひとりでも増えたらとてもうれしいです。

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