良寛様と深い関係を持つ越後最古のお寺・国上寺(新潟県燕市)

公開日 : 2018年09月23日
最終更新 :
筆者 : fuji

9月14日撮影。燕市にある国上寺に行ってきました。

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参道を歩き見えてくるのが、国上寺山門手前の「パワースポットである樹齢千年の大銀杏」の樹。

少し戻った横道には国上寺本堂(約1300年前に建立)・六角堂(1816年建立)・良寛様の像などが置かれている場に入り、国上山の登山道入り口もあります。

正面山門をくぐり、水子子育地蔵・方丈講堂(1737年建立)が見え、方丈講堂には県指定文化財である千手観世音菩薩像が安置されています。上杉謙信公・長岡藩主牧野公らも信心されたという。

国上寺の本尊は(上品上生)阿弥陀如来であり、光明皇后(聖武天皇のお后)が奉納されました。

方丈講堂の場からさらに奥に進むとお地蔵様が見えてくる道を過ぎると、良寛様が住んでいたとされる五合庵(県指定文化財)・新潟の橋50選に選ばれている124mの千眼堂吊り橋を渡ることが出来ます。

千眼堂吊り橋は2018年7月に改修され、五合庵からの朝日山展望台に着き、駐車場(国上寺入り口)に着くといったぐるりと一周する歩き道。

道中にはいろいろなお地蔵様がいらっしゃるので、ひとつひとつ参拝しながらゆっくり歩くのにおすすめです。

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国上寺の由来は新潟県の古志郡・越の山から「雲上寺(雲高寺)」と呼ばれ、聖徳太子が雲上寺にのぼり雲上記を書かれたとも伝わり、大悲千手観音像を彫り北海鎮護仏法最初の霊地と定められたことから大悲千手が置かれる「雲上=くがみ」と言われたそうな。

「国上」の漢字は、孝謙天皇が「国中上一寺」と詔勅されたことから。万葉集には「久賀躬」と書かれています。

709年・越後一の宮弥彦大神(神様の言い伝え)により建立、越後最古のお寺である国上寺。

国上寺の歴史には様々な名高い歴史人が関係し、(最澄の弟子である)慈覚大師・源義経公・上杉謙信公・(五合庵初代住人)万元和尚・良寛さまといった方々が深く関わりを繋いでいます。

特に上杉謙信公の御縁がある必勝祈願・戦勝祈願をはじめ、数多くの護摩祈願(護摩の炉に薪木と供物を入れて燃やし祈願すること)を承っています。

あくまで御寺様なので落ち着いた心持で参拝していただきたい国上寺ですが、個人的な見所ポイントに迷うときは『国上寺本堂』『五合庵』『千眼堂吊り橋』の三点。ほかに『パワースポットの大銀杏』など。御守りと御朱印も様々な種類が置かれています。

県内有数のパワースポットと名高い国上寺、御参りと蒲原平野の景色を一望しに、ぜひ立ち寄ってみてください。

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【国上寺(こくじょうじ)】

住所:新潟県燕市国上1407番地

駐車場:あり

筆者

新潟特派員

fuji

新潟県在住。新潟の四季折々をお伝えします。

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