NYCの観光名所「ベッセル(Vessel)」が当面閉鎖

公開日 : 2021年01月15日
最終更新 :

NYCの観光名所「ベッセル(Vessel)」が当面閉鎖

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2019年7月当時のベッセル(Vessel)

NYCの大型再開発エリア「ハドソンヤード(Hudson Yards)」内の、観光客に人気の昇れるオブジェ「ベッセル(Vessel)」は、2021年1月12日より当面の間閉鎖になると発表されました。

高さ約45m、8階建て2500段の階段と、80の踊り場があるらせん状のオブジェは、頂上まで上るとハドソン川とマンハッタンを一望できました。

「ベッセル(Vessel)」の閉鎖理由は

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2019年7月当時のベッセル(Vessel)

ベッセル(Vessel)は、2019年3月にオープンしたばかりで、まだ2年足らず。ベッセル(Vessel)のあるハドソンヤード(Hudson Yards)は、マンハッタンの10番街から12番街の間、30丁目から34丁目にかけて位置する28エーカーの広大な敷地。もともとはMTAの地下鉄車両置き場だった、マンハッタンの端っこの寂しい場所です。私は数回行ったことがありますが、あまりこのあたりの雰囲気が好きでなく、また高所恐怖症なのでベッセル(Vessel)に上る気持ちにはなりませんでした。

閉鎖の理由は、1年の間に3人の自殺者が続いたためだそうです。防止対策を講じるまで、ベッセル(Vessel)は当面閉鎖で、再開の目処は現在未定。コロナ禍のご時世で、ニューヨーク旅行にいらっしゃる方はまずいないと思いますが、観光名所閉鎖のお知らせです。NYC在住の私でさえ、マンハッタンに行くのはまれになってしまいました。

自殺されたのは20代前後の若い方ばかりのようですが、命を大切にして欲しかったなと残念です。コロナ禍で、多くの方が思いもよらずこの世を去った時期ですから。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

■参照記事

150-Foot Vessel Sculpture at Hudson Yards Closes After 3rd Suicide - The New York Times 2021年1月12日

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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