コロナの感染率上昇。2020年12月14日(月)から、再びNYCの店内飲食全面禁止へ

公開日 : 2020年12月12日
最終更新 :

クオモNY州知事の定例記者会見が再開

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2020年12月11日の記者会見 (C) New York State Gov

2020年12月7日(月)から、再びクオモNY州知事の定例記者会見(月、水、金の週3回)が再開。彼が登場してくるということは、ニューヨーク州の感染陽性率が上昇しており、ニューヨーカーに喝を入れるためです。1回目のゲストは人気のファウチ博士、2回目はデブラシオNY市長でした。

2020年12月11日のクオモNY州知事の記者会見によると、ニューヨーク州全体の陽性率は4.98%、5321名が入院、1007名がICU(集中資料室)、87名が死亡(2020年12月10日のデータ)。来るクリスマスやハヌカ、ニューイヤーズイブなど人が集まる祭日に注意を促し、釘を刺しています。

■参照記事

Governor Cuomo Updates New Yorkers on State's Progress During COVID-19 Pandemic - DECEMBER 11, 2020 New York State Gov

2020年12月14日(月)から、NYCは再び店内飲食全面禁止へ

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ニューヨーク市クイーンズ区アストリアのレストラン 屋外テーブル席 2020年11月 Photo by [Hideyuki Tatebayashi ] Do not use images without permission.

2020年12月11日のクオモNY州知事の記者会見で、感染率の上昇につき「2020年12月14日(月)から、NYCは再び店内飲食全面禁止」が発表されました。2020年9月末に、店内飲食は収容人数の25%を上限として許可されて2ヵ月半しか経っておらず、飲食関係者にとって稼ぎ時のシーズンの今、禁止を言い渡されるのが厳しいのは、州知事もよくわかっていての措置です。

これから冬の寒さが厳しくなる折、ダイニングが許可されているのは屋外席のみ。今週のニューヨークは雪が予想されており、屋外席にヒーターがあっても、アウトドア・ダイニングには厳しい気候です。

ニューヨーク市で最も高い陽性率のエリアは

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(C) New York City Gov NYCの陽性率マップ(赤くなるほど感染率が高い)

ニューヨーク市のスタテンアイランド区で、コロナ感染拡大防止の行政命令に従わないバーが規制違反で数千ドルの罰金が科され、酒類販売免許も失い、営業停止命令を受けたにもかかわらず営業を続行して逮捕。

数週間前にはニューヨーク市の中で一番感染率が低かったはずのスタテンアイランド区は、2020年12月12日現在のデータで見ると陽性率が約10%のところがほとんど。スタテンアイランド区は、現在ニューヨーク市で最も高い陽性率のホットスポットになりました。

■参照記事

コロナ規制を無視 営業続けた経営者を逮捕<スタテンアイランド> - 2020.12.04 NYジャピオン

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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