ニューヨーク 新型コロナ・ワクチンを2020年12月15日に供給の見通し。優先順位は?

公開日 : 2020年12月05日
最終更新 :

新型コロナ・ワクチンを12月15日に17万人分供給の見通し

50677053352_077c601f4c_c.jpg

2020年12月2日および12月3日のクオモNY州知事の発表によると、

新型コロナウイルスワクチンについて

●ニューヨーク州への最初のワクチン接種は17万人分。

●安全性と有効性の認可がされれば、2020年12月15日に到着予定。

●供給の最優先は、ナーシングホーム(高齢者の介護施設)。ただし17万人分では不足している。

●ワクチンは超低温の冷凍庫で保存する必要がある。

●ワクチンは2回投与する必要性(2回目は1回目投与の21日後)

2020年12月15日といえば、あと10日間ほど。年内に間に合うとはすばらしいですね。優先順位は、高齢者の介護施設が最優先、その次はリスクの高い医療従事者になるようです。その次は予想するに、エッセンシャル・ビジネスワーカーや病人が優先され、一般まで行き渡るのは来年のいつ頃なのか不明(わが家は感染リスクのイエローゾーンエリア)。感染リスクの高いエリアから配布されるようです。

また詳しいことがわかり次第、お知らせします。

■参照記事

15日にもワクチン供給見通し~NY州知事|日テレNEWS24 2020年12月3日

Governor Cuomo Displays COVID-19 Vaccine Cold Storage Box - NYS GOV 2020年12月3日

Governor Cuomo Announces State to Receive Initial Delivery of COVID-19 Vaccine Doses for 170,000 New Yorkers - NYS GOV 2020年12月2日

感染の拡大。クオモ劇場パート2は、来週から開始予定

●2020年12月3日前日時点での陽性率が4.84%(9855件/20万3440件)、入院者総数が4063人、死者数が61人となり、2020年5月以降初めて入院者数が4000人を上回ったことを受け、引き続き感染防止対策を徹底の意向を発表。

●2020年12月3日、感染の拡大を受け、Prescryptive Healthと提携し150の検査会場を追加することを発表。

- Prescryptive Healthのウェブサイト:https://prescryptive.com/

●2020年12月7日(月)から、週3回月曜・水曜・金曜に定例記者会見を再開することを発表。

在ニューヨーク日本国総領事館の新型コロナウイルス関連情報(2020年12月4日)によると、なんとまた、クオモ劇場パート2が始まります。111日間毎日続いたクオモ劇場(クオモNY州知事の記者会見)は、2020年6月19日で終了しました。この連日の記者会見に対して、世界の優れたテレビ番組を表彰する国際エミー賞が贈られています。連日の記者会見で、ニューヨーカーはクオモ州知事に励まされ、怒られ、慰められ、指導に従い、感染率を下げました。

これからのクリスマスやハヌカ、ニューイヤーに向かって、人が集まりたい季節に、じわじわと上がっている感染率を睨んで、またニューヨーカーに喝を入れるため、クオモ劇場パート2が始まるものと思われます。

■参照記事

NY州クオモ知事に国際エミー賞 コロナで連日記者会見 - 11/21(土)  共同通信

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。