【NYC生活】月餅がいっぱい。もうすぐ中秋の名月

公開日 : 2020年08月30日
最終更新 :

コロナ禍以降も元気な中国系

私の住むニューヨーク市クイーンズ区は、世界一多様な人種が住んでいるらしいのですが、コロナ禍の現在でも最も元気なのは中国系でしょうか。いままではラテン系と中国系が半々だったのですが、コロナ禍でラテン系はニューヨーク市から30%以上減少したと言われ、確かに子だくさんのラテン系ファミリーが減ったような気がしています。ラテン系のほとんどは、ニューヨークのレストランのキッチンで働いているので、店内飲食が2020年内は許可されないとなると、レストランの売り上げは2割程度。人員もコロナ禍以前のようには必要なく、出勤の声がかかりません。そのため国へ帰ったか、稼げる州へ移動したのかもしれません。中国系もレストランで働いている人が多いはずなのですが、普段からしっかり貯金、コミュニティで助け合う国民性、コロナ禍でもしのげているのかもしれません。ウチの大家さんは中国系ですが、貯金をしているので、1年間くらい収入がなくてもまったく問題ないと言っていました。羨ましいです。

チャイニーズスーパーマーケットに月餅がいっぱい

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毎年中秋の名月近くになると、華やかなボックスに詰められた月餅(アメリカではMoonCake)が並びます。チャイニーズスーパーマーケットでは、日本の食品やお菓子も売っているのでよく行くのですが、月餅が並ぶと「ああ、もう秋なんだな」と思いますね。今年は2020年10月1日から、中秋節のようです。

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月餅が詰まったボックスは、1箱だいたい$50ほど。私は買ったことがありませんが、中国系の人々が買っているのは見たことがあります。

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月餅の中身は蓮の実の餡、小豆、胡麻餡、抹茶餡、ナッツ、そして月を表現した卵の黄身が入っていることが多いようです。スーパーで売っているのはできあいですが、中国系ベーカリーへ行くと、自家製が売られています。

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中秋節は家族とお祝いするイベントで、月餅のほかにキャンディーなどお菓子の詰め合わせの大きな箱も売られます。そういえば、以前中秋節だからと月餅を振舞っていただいたことがありました。さて、今年のニューヨークの空には、どんな名月が浮かぶのでしょうか。

All Photos by Sara Aoyama

筆者

アメリカ・ニューヨーク特派員

青山 沙羅

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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