【NYC生活】月餅がいっぱい。もうすぐ中秋の名月
コロナ禍以降も元気な中国系
私の住むニューヨーク市クイーンズ区は、世界一多様な人種が住んでいるらしいのですが、コロナ禍の現在でも最も元気なのは中国系でしょうか。いままではラテン系と中国系が半々だったのですが、コロナ禍でラテン系はニューヨーク市から30%以上減少したと言われ、確かに子だくさんのラテン系ファミリーが減ったような気がしています。ラテン系のほとんどは、ニューヨークのレストランのキッチンで働いているので、店内飲食が2020年内は許可されないとなると、レストランの売り上げは2割程度。人員もコロナ禍以前のようには必要なく、出勤の声がかかりません。そのため国へ帰ったか、稼げる州へ移動したのかもしれません。中国系もレストランで働いている人が多いはずなのですが、普段からしっかり貯金、コミュニティで助け合う国民性、コロナ禍でもしのげているのかもしれません。ウチの大家さんは中国系ですが、貯金をしているので、1年間くらい収入がなくてもまったく問題ないと言っていました。羨ましいです。
チャイニーズスーパーマーケットに月餅がいっぱい
毎年中秋の名月近くになると、華やかなボックスに詰められた月餅(アメリカではMoonCake)が並びます。チャイニーズスーパーマーケットでは、日本の食品やお菓子も売っているのでよく行くのですが、月餅が並ぶと「ああ、もう秋なんだな」と思いますね。今年は2020年10月1日から、中秋節のようです。
月餅が詰まったボックスは、1箱だいたい$50ほど。私は買ったことがありませんが、中国系の人々が買っているのは見たことがあります。
月餅の中身は蓮の実の餡、小豆、胡麻餡、抹茶餡、ナッツ、そして月を表現した卵の黄身が入っていることが多いようです。スーパーで売っているのはできあいですが、中国系ベーカリーへ行くと、自家製が売られています。
中秋節は家族とお祝いするイベントで、月餅のほかにキャンディーなどお菓子の詰め合わせの大きな箱も売られます。そういえば、以前中秋節だからと月餅を振舞っていただいたことがありました。さて、今年のニューヨークの空には、どんな名月が浮かぶのでしょうか。
All Photos by Sara Aoyama
筆者
アメリカ・ニューヨーク特派員
青山 沙羅
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。