わが家のおこもりごはんで欠かせない食材【ニューヨークの新型コロナウイルス事情】
おこもり生活6週目。わが家でマストの食材とは。
サーディンとブロッコリとミニトマト、キャベツのニンニク炒め (C)Sara Aoyama
外出禁止のおこもり生活も、もはや6週目。外に出たいという気持ちは山々なれど、「今しばらく我慢せよ」とのNY州知事やNY市長のお言葉に、我慢の日々が続いております。4月も末というのに、異常な状況が続いているせいもあってか、4月23日（木）朝は小雪が降っておりました。寒いなとは思っていましたが、雪とはビックリです。
さて、わが家ではおこもり生活で、ずっと自炊しております（主人が作ってくれております。感謝！）。おこもりごはんで、欠かせない食材をご紹介します。
おこもり生活で不足しがちで、ストックしにくい食品が野菜。でも、健康や食材のバランスを考えると欲しいものです。皆考えることは同じなので、ニーズが高く、価格も値上がり気味の野菜。そんななか、料理をおいしくしてくれるのが「キャベツ」。キャベツがおいしくなっている季節ですし、まめに買い物に出かけられない現在、日持ちするお役立ち食材です。
キャベツは地味な存在ですが、肉や魚の旨みを吸い込み、火を通すと甘みが増し、とてもおいしいです。千切りサラダなどのように生で食べるより、火入れしたほうが甘くて食べやすいですよ。
「サーディンとブロッコリーとミニトマト、キャベツのニンニク炒め」は、瓶詰めのサーディンを使ったもの。魚と野菜の炒めもの？と不思議でしたが、イタリアンな一皿で、とてもおいしい。バールで出てきそうなメニューでした。ごはんにも、おつまみにも合います。ぜひ、お試しください。タカノツメがあればグッと本格的に。ウチでは七味で代用しました。
何にでもキャベツを入れちゃう
ビーフ薄切り肉、茄子、キャベツの味噌炒め (C)Sara Aoyama
冷凍しておいたビーフの薄切り肉、茄子、キャベツを味噌炒めにしたもの。キャベツを入れると、ボリュームも出ますよね。甘辛の味噌味にごはんがすすみます。
キャベツは甘くておいしい
ハム、もやし、人参、キャベツのチキンコンソメスープで炒めたもの (C)Sara Aoyama
上写真の炒め物をのせたインスタントラーメン (C)Sara Aoyama
キャベツは味や香りが強いものと炒めたり、煮たりするのが合います。塩気があるハムやソーセージとは相性がよく、キャベツには個性の強いものを受け止める包容力があります。「ハム、もやし、人参、キャベツのチキンコンソメスープで炒めたもの」は、溶いたチキンコンソメスープでハムと野菜を炒めたもの。シャキシャキした食感が楽しくて、キャベツの甘みがハムの塩気とよく合います。
インスタントラーメンが大好きな主人は、炒めものを残しておいて、翌日インスタントラーメンの上にトッピング。簡単タンメンという感じで、大満足。インスタントラーメンもトッピングがあると、テンションが上がります。
ハム、ブロッコリー、人参、マッシュルーム、キャベツをトマト風味のパスタソースであえたパスタ (C)Sara Aoyama
「ハム、ブロッコリー、人参、マッシュルーム、キャベツをトマト風味のパスタソースであえたパスタ」。キャベツとパスタも相性がいいですよ。一番上の写真の「サーディンとブロッコリーとキャベツのニンニク炒め」も、パスタを入れてもよく合うと思います。
また、写真は撮らなかったのですが、ソーセージとキャベツとスープもおいしいです。キャベツがソーセージのスモーキーな香りと塩気を吸い込み、甘さが引き立ちます。スープの味は、当家はチキンコンソメでしたが、トマト風味もクリーム系もイケます。
おこもり生活でキャベツが必須な理由
キャベツは日持ちもするし、おいしいのですが、ほかにも当家で愛用する理由があります。おこもり生活で、通常より運動量が減る中、キャベツはお通じを助けてくれるからです。個人差があると思うので、全員に効くのかは不明ですが、当家では効果的。そのため、毎日料理にキャベツを入れてもらっています。料理にボリュームも出るので、たっぷり入れると、食べ過ぎも防げそうですよ。
ニューヨークでは、おこもり生活がまだ3週間も続きます（涙）。当家はキャベツで、おこもり生活をヘルシーに乗り切りたいと思っています。日本をはじめまだおこもり生活が続く国にお住いのあなたは、キャベツの実力を見直すためにも、ぜひお試しください。
Stay Healthy!
全米で86万9172名、アメリカは世界一の感染者数。
NY時間2020年4月24日午前 3:31:34 時点の、感染症研究のエキスパート米ジョンズ・ホプキンス大学Johns Hopkins Universityの公式ウェブサイトによると、世界の感染者数は271万264名。アメリカの新型コロナウイルス感染者数は86万9172名で、世界最多の感染国。アメリカはダントツの1位で、2位のスペインの4倍以上の感染者数。5位のドイツは感染者数は増えていますが、致死率は目立って低く、回復率が抜きん出ています。どういった治療をしているのか、他国も学ぶ必要がありそうです。以下6位英国、7位トルコ、8位イラン、9位中国、10位ロシア。
日本の感染者数は現在1万2368名、死亡者数は328名、回復者数は1494名となっています。
【新型コロナウイルス感染国ワースト5】2020年4月24日
世界の感染者数 2,710,264名
1.アメリカ 869,172名（死亡49,963名）（回復80,934名）
2.スペイン 213,024名（死亡22,157名）（回復89,250名）
3.イタリア 189,973名（死亡25,549名）（回復57,576名）
4.フランス 159,467名（死亡21,889名）（回復42,773名）
5.ドイツ 153,129名（死亡5,575名）（回復106,800名）
日本 12,368名 （死亡 328名） （回復1494名）
■参照記事
Johns Hopkins University. NY時間2020年4月24日午前 3:31:34 時点のデータによる
2020年4月23日現在 ニューヨーク州感染者数26万3460名
2020年4月23日付在ニューヨーク日本国総領事館の「総領事館からのお知らせ」メールによると、現在のニューヨーク州の感染者数は26万3460名。死亡者数は1万5740名。ニューヨークは世界の感染の震源地となり、アメリカは感染国ワーストワン（恐怖）。
ニューヨークシティで、感染者数が多い順番は、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランド。いずれも人口密集地であることから、感染者数が連日増加しています。私の住むクイーンズ区は、人種のるつぼニューヨークシティの中でも、特に多様な人種が集まるエリアで、感染率はNYCの中で約30％とトップ。しかもエルムハースト病院（Elmhurst Hospital,Queens,NYC）の医療現場の惨さが世界中に伝わっています。いわば、世界一の感染拡大地域で、私はまだ生き延びています（泣）。マンハッタン区の感染者数が少ないのは、お金持ちはすでに、セカンドハウスを持つほかの州や、他国へ移動済みだからです。（ ）内は前日の数。
クイーンズ区： ４４，９０４名（４３，７１３名）
ブルックリン区：３９，３５４名（３８，４８１名）
ブロンクス区： ３１，６５９名（３０，８６３名）
マンハッタン区：１９，３４８名（１９，０２５名）
スタテン島区： １０，５９０名（１０，３４５名）
詳細につきましては、在ニューヨーク日本国総領事館の新型コロナウイルス関連情報で確認することができます。
4月23日現在、当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。（ ）内は前日の数
○ニューヨーク州：感染者数 ２６３，４６０名（２５７，２１６名），死者数 １５，７４０名（１５，３０２名）
・感染者数内訳（主なエリア）
ニューヨーク市：感染者数 １４５，８５５名（１４２，４３２名），死者数 １０，８８９名（１０，６１４名）
NY市の内訳
クイーンズ区： ４４，９０４名（４３，７１３名）
ブルックリン区：３９，３５４名（３８，４８１名）
ブロンクス区： ３１，６５９名（３０，８６３名）
マンハッタン区：１９，３４８名（１９，０２５名）
スタテン島区： １０，５９０名（１０，３４５名）
ナッソー郡： ３２，１２４名（３１，５５５名），死者数 １，８１３名（１，７６４名）
サフォーク郡：２９，５６７名（２８，８５４名），死者数 ９９４名（ ９５９名）
ウエストチェスター郡：２５，９５９名（２５，２７６名），死者数 ９６２名（ ９３２名）
ロックランド郡：９，８２８名（ ９，６９９名），死者数 ３２２名（ ３０９名）
○ニュージャージー州：感染者数 ９９，９８９名（９５，８６５名），死者数 ５，３６８名（５，０６３名）
○ペンシルベニア州：感染者数 ３７，０５３名（３５，６８４名），死者数 １，４２１名（１，６２２名（※含推定者数））
○デラウェア州：感染者数 ３，３０８名（ ３，２００名），死者数 ９２名（ ８９名）
○ウエストバージニア州：感染者数 ９８１名（ ９３９名），死者数 ３１名（ ２６名）
○コネチカット州フェアフィールド郡：感染者数 １０，００８名（ ９，８８３名），死者数 ６１５名（ ５８４名）
○プエルトリコ：感染者数 １，４１６名（ １，２５２名）， 死者数 ６３名（ ６９名）
○バージン諸島：感染者数 ５４名（ ５４名）， 死者数 ３名（ ３名）
■ 在ニューヨーク日本国総領事館
299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
筆者
アメリカ・ニューヨーク特派員
青山 沙羅
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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