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マンハッタンから人影が消えた。感染者数は1544名に【ニューヨークの新型コロナウイルス事情】

カテゴリー:お知らせ / 治安・渡航安全情報 / 美容・健康・病院 投稿日:2020年3月17日

2020年3月17日現在ニューヨーク州感染者数1544名

グラセン.jpg

2020年3月17日 閑散としたグランド・セントラル・ターミナル。こんなに人が少ないのはかつて見たことはない。


2020年3月17日付在ニューヨーク日本国総領事館の「総領事館からのお知らせ」メールによると、現在のニューヨーク州の感染者数は1544名。死亡数は12名。ドライブスルー型の検査施設ができたこともあり、一気に1500名を突破。



3月17日現在,当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。( )内は前日の数

○ニューヨーク州:感染者数1,544名(950名),死者数12名(7名)
・感染者数内訳(主なエリア)
ニューヨーク市:814名(463名)
ウエストチェスター郡:380名(220名)(ニューロシェル「封じ込めエリア:3/15ー25」は現在も有効)

○ニュージャージー州:感染者数267名(178名),死者数3名(2名)
○ペンシルベニア州:96名(76名)
○デラウェア州:8名(8名)
○コネチカット州フェアフィールド郡:29名(29名)
○プエルトリコ:5名(5名)


■ 在ニューヨーク日本国総領事館
299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
HP: http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/html/




ほぼ外出禁止令。人影が消えたニューヨーク

ヘラルドスクエア.jpg

2020年3月16日 いつもは混んでいるヘラルドスクエア付近。人がいなくなったマンハッタン。


昨日2020年3月16日のNY州知事やNY市長による、シャットダウン発表により、学校は閉校、仕事も極力自宅勤務。今後はレストランでの外食も不可、コンサートも、美術館も、スポーツイベントもすべて中止・閉鎖。「家にいることを推奨する」と、実質ほぼ「外出禁止令」が出されました。マンハッタンは人が激減し、怖いほど静かで、ニューヨーカーもかつて見たことがない違う町のようです。



公立学校児童の10人にひとりはホームレス

ニューヨークシティの児童の10人にひとりは、ホームレスだそうです。11万4000人もの児童は安定した家庭がなく、親戚や友人宅を転々としたり、シェルター(収容施設)から通学している事実があります。NY市長が閉鎖したくない希望があったのも、ホームレスの児童たちが食事が取れなくなること(学校ではランチが無償で提供される。親も含めて朝食を提供する学校もある)が懸念されるため。今週は持ち帰りのランチが提供されることが決まっていますが、3月17日のNY市長の会見によると、来週以降もNY5区で提供する予定があります。


■参照記事
114,000 Students in N.Y.C. Are Homeless. These Two Let Us Into Their Lives. The NY Times
https://www.nytimes.com/interactive/2019/11/19/nyregion/student-homelessness-nyc.html



60歳以上の方は、お先にお買い物をどうぞ

新型コロナウイルスの急速な感染拡大により、多くのニューヨーカーが買い物に走りましたが、買いに走ることができない人たちは、取り残されてしまいました。彼らが必要な食品や日用消耗品は売り切れてしまい、長い順番待ちの列に並ぶことは厳しいからです。なかには、鼻や静脈にチューブをいれたまま外出するような健康状態の方もいるのです。

彼らがゆっくりと欲しいものを買えるように、いくつかのスーパーマーケットには、特別な時間帯が設けられました。


Stop & Shop では、6:00AM〜7:30AMは、60歳以上のみ 2020年3月19日(木)から実施
https://stopandshop.com/news-and-media/article-03-13-20/
shop.deciccos .comでは、8:00AM〜8:30AMは、65歳以上と免疫不全の人たちのみ 2020年3月19日(木)から実施
https://www.instagram.com/p/B9xtOa7JcN6/?utm_source=ig_embed




新型コロナウイルスの影響について、ニューヨーカー(チリ出身アメリカ人女性)に聞きました

新型コロナウイルスの大流行は、現在全世界で一番の関心事で、大きなダメージです。玉石混交の情報が飛び交うなかで、実際にニューヨーカーはどう考え、行動しているのか伺いました。回答してくれたのは、30代のチリ出身アメリカ人女性Cさん(英語学校教師)。



皆と顔を合わせられないのが寂しい


    1.あなたの新型コロナウイルス対策について教えてください。

    30分ごとに、20秒の手洗いを励行。通勤時地下鉄などの交通機関を利用する時には、即座にハンドサニタイザー(アルコールを主成分とした除菌剤)を使用し、職場や家に着いた時には1分間手洗いをしています。交通機関では表面を触らない、座席には座らないように気をつけています。


    2.仕事や生活に対する支障はいかがですか。

    人々は物資が尽きると考えるとパニックになり、非常に攻撃的になってこれらのアイテムを求めて戦い、コントロールできない妄想的な振る舞いをします。過去に、同じことが何度あったことか。


    3.新型コロナウイルス情報を何から得ていますか。

    いくつかのインスタグラムの投稿を読み、周りの人々と情報交換しますね。ニュースを見ると、ストレスを感じ、状況を心配し過ぎてしまうので、見ないようにしています。


    4.アジア人に対する差別をどう思いますか(新型コロナウイルスが発生した中国人およびマスクの習慣があるアジア人に対して)。

    公共の場所での、アジア人女性に対する攻撃など馬鹿げたやり方であり、非常にアンフェアで憤りを感じます。アジア人がビジネスで成功した嫉妬なども、誘因ではないかと考えます。


    5.新型コロナウイルスはいつ終結すると思いますか。

    できるだけ早く終わることを願っています。現在の状況で、仕事を失うのではないか、皆と顔を合わせてコミニュケーションを取れなくなると思うと、非常に怖いです。バーチャルなコミニュケーションだけではなく、人間的な付き合いがしたいからです。政府が一刻も早く真剣に取り組み、公共交通機関をすべてきれいにするところからはじめて欲しいです。


    6.故国のチリの状況について教えてください

    私の故国チリでは、13例の感染がみられます(3月11日インタビュー当時)。新型コロナウイルスが世界で感染しだして、感染のはじまりが遅い国だと思います。私は、母にハンドサニタイザーがなくなったら、私に知らせるように確かめています。チリではマスクを予防のために着用するということに習慣がありません。政府の保健機構部門により、空港にハンドサニタイザーを設置していると、チリにいる私の従兄弟から聞いています。新型コロナウイルスの話題は、チリに感染者数が増えてから、よく話し合うようになりました。チリの保健部門では、群衆の中に出かけないことが、感染拡大の予防になるとアドバイスしています。


まだ先の見えない、新型コロナウイルスの終結。ニューヨーカーはどう感じているのか、引き続き生の声をお届けしたいと思います。



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青山 沙羅 さん

アメリカ・ニューヨーク3特派員の青山 沙羅 さんが現地から北米地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:青山 沙羅 さん

青山 沙羅 さん

はじめて訪れた瞬間から、NYにひと目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、2009年ついに上陸。 旅の重要ポイントは、その土地の安くておいしいものを食すこと。 特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、「やられたら、やり返せ」。 プロ・フォトグラファーの夫とNYふたり暮らし。寄稿媒体は旅行系やファッション、恋愛、結婚相談所、ペットなど。共同著書『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日(PIE International、2020年3月)』発売中。 DISQUS ID @disqus_vpjPapDSKD

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