ニューヨークの街で注意することは!?

公開日 : 2015年12月29日
最終更新 :
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ブライアントパークでスケートを楽しむ人々

ニュースでも報じられているが、11から12月かけてのニューヨークは、比較的に暖かい日が多く、夏の格好で出歩ける日もあったりした。今日にいたるまで雪など降る気配もない。

このまま1、2月も雪が降らなければいいのだが、マウンテンエリアでは逆にスキーが楽しめなくなってしまうかもしれない。

さて、パリのテロ事件を受けてニューヨークの治安、テロ対策はあるのか?

もともとニューヨークという街は、警官や機動隊の数も多く、テロ事件を受けて格段に警備体制が強化されたという印象はない。ポリスカー、救急車、消防車のサイレンの音はそこかしこで鳴っているのはごく日常的光景だし、お店というお店も入り口にはセキリュティーが配備されている。そういう意味では、ほっとできる部分もある。

一方でメイシーズデパートのような買い物客でごった返す場所の入り口で、荷物検査をやるわけではないから、100%安全というわけではない。混雑するところで何かおきてしまったらそれまでだろう。テロだけでなく、銃社会のアメリカでは発砲事件も多い。私はマンハッタンで実際発砲事件に居合わせたことはないが、ニアミスもあったりするので、普段から気をつけるにこしたことはない。

もちろんテロ、発砲事件だけでなく、些細なトラブルにも巻き込まれないように自分自身で注意を怠らないようにしたい。

最近のニューヨーク暮らしで感じた注意点をいくつか列挙しておこう。

1)深夜は極力出歩かない。どうしても外に出る必要があればタクシーに乗る。人通りの少ないところは足早に、周りをチェックしながら通り過ぎる。

2)この間、日本からの出張者と久しぶりにタクシーに乗る機会があったが、目的地に着くまで、日本語で会話し始めたせいか、わざと遠回りをしようとしていた。タクシーの中でも油断せず、目的地に着くまではしっかりドライバーの向かう方向に注意しよう。

3)当たり前だが人混みではすりに注意。また、女性では聞かないが、スーツ姿の日本人駐在員で「ぶつかって眼鏡が壊れた、弁償しろーー」という詐欺にあったという。

何人かはそのままお金を払ってしまったらしい。人混みの中であったら、廻りの目もあるので「ポリスに行こう」と言って免れることができるかもしれないが、人通りが少なかったり夜だったりする場合は、注意が必要だ。携帯電話に気を取られながら歩いていると、このようなトラブルに遭いやすい。

4)昼間でも、ガラガラの地下鉄の車内に一人になるような境遇はさけたい。

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5)最後に私が1番気をつけていることは、横断歩道を渡るときだ。残念ながら、こちらではマナーが悪いドライバーも少なくない。信号が青になって横断歩道を渡ろうとして、左折や右折の車とかち合う場面でも、止まろうとしない車。ちょっとでも歩行者がひるむとその隙をついて、車のほうが先に行ってしまう。また、自転車も怖い。一方通行でも反対から自転車に乗ってつっぱしってくることもあるので、左右両方を確かめなければならない。またデリバリーマンに多いが、信号が赤になって車が止まっても、自転は止まらず、横断歩道をつっきろうとする。私は一度、この自転車に衝突して倒れたことがある。幸いにも怪我はなかったがNYで怪我でもしたら旅行も台無しになるので、十分注意したい。

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横断歩道を渡るときは、車、自転車に注意!

このため、ニューヨークでは、青だから渡る、赤だから止まるーーというより「車、自転車が来ていないから渡る」という歩行者が多いのも現状だ。

さて、パリはテロの影響で観光客も少ないというニュースを聞いたが、ニューヨークのクリスマス商戦の時期は、例年にも増してかなりの観光客でごったがえしていた。とくに24日のメイシーズデパートの1階の入り口は身動きも取れないほど。

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またタイムズスクエアーも相変わらずの混雑ぶり。 聞こえてくる言語からすると、米国人よりヨーロッパや南米、アジアからの買い物客が多かったように見受けられた。

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そうかと思うと、ロックフェラーの有名レストランでは、例年より客入りが少なかったそうだ。テロ事件の影響も否めないだろう。

100万人が集まるという、NY恒例のカウントダウンはもうすぐ。

何事もなく新年が迎えられるように祈りたい。

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