公共貸し出しが始まったシティバイク ― その感想は?

公開日 : 2013年07月14日
最終更新 :

春先から、道を歩いているといろいろなところで目に付くようになったシティーバンクのロゴ入りの真っ青な自転車。

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一列にきれいに並んだ駐輪場所の光景は圧巻だ。

これは5月下旬からスタートした公共貸し出しのシティー・バイク。ニューヨーカーのリクリエーションのため、交通機関の混雑を避けるため、また観光客にも簡単に観光エリアへアクセスできるよう、市が配慮した公共貸し出しシステムである。マンハッタンとブルックリンの一部で計6000台の自転車。レンタル基地はおよそ300ヶ所だそうだ。

税金を使わず、シティーがスポンサーになっているためシティーのブランドネームが入っている。(チェースなど他の銀行員は利用するのだろうか?)

レンタバイク案内.jpg

ゆえに料金も安く年間会費は95ドル。1日利用は9ドル95セント。1週間だと25ドル。

難点は、年間会員は1回あたり45分の貸し出し、その他は30分で駐輪場所を探し返却しないと、追加料金が取られる仕組みになっている。(アプリを使えば、目的地に空きスペースがあるかどうかわかるらしい。)

スタートしてからすでに1ヵ月半。朝の出勤時間や週末などに、あらゆるところでこのシティーバイク利用者を見かけるようになった。年間95ドルだととりあえずメンバーになっておこうと思う人も多いのだろう。

レンタバイクで走る.jpg

しかし冬の利用はあまりないだろうし、何より今はピカピカだけど年数が経つと、雨、風、雪で古びてくるのではーーと今からいらぬ想像をしてしまう。

そして何よりスカートを履いてバッグを持つ女性には不向きと思われる。スカートで乗っている人も結構見かけるが、いくらなんでも、男性のようにスーツスタイルで乗る女性は見かけない。

最近利用している同僚(男性)に感想を聞いてみると、便利は便利だが、やはり道路、南北のアベニューを走るときは車と一緒なので怖いらしい。特に夜間はライトをつけていても目立たないので、車と接触する恐れもある。かといって、米国では、歩道を走れないので車と同じ道路を利用しなければならないのだ。

そこでまずは、市が出しているBIKEのルートマップを手に入れよう。

レンタバイクMAP.jpg

自転車専用のルートがどこにあるか、また標識の見方、交通ルールも記載されている。バイクショップのリストもあるのでシティーバイクではなく、1日借りたい人はこのリストから、検索してみるのもいい。

ルールを守って賢く利用すれば、マンハッタンでの行動範囲が広がり、また違った光景を楽しむことができるだろう。

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