公共貸し出しが始まったシティバイク ― その感想は?
春先から、道を歩いているといろいろなところで目に付くようになったシティーバンクのロゴ入りの真っ青な自転車。
一列にきれいに並んだ駐輪場所の光景は圧巻だ。
これは5月下旬からスタートした公共貸し出しのシティー・バイク。ニューヨーカーのリクリエーションのため、交通機関の混雑を避けるため、また観光客にも簡単に観光エリアへアクセスできるよう、市が配慮した公共貸し出しシステムである。マンハッタンとブルックリンの一部で計6000台の自転車。レンタル基地はおよそ300ヶ所だそうだ。
税金を使わず、シティーがスポンサーになっているためシティーのブランドネームが入っている。(チェースなど他の銀行員は利用するのだろうか?)
ゆえに料金も安く年間会費は95ドル。1日利用は9ドル95セント。1週間だと25ドル。
難点は、年間会員は1回あたり45分の貸し出し、その他は30分で駐輪場所を探し返却しないと、追加料金が取られる仕組みになっている。(アプリを使えば、目的地に空きスペースがあるかどうかわかるらしい。)
スタートしてからすでに1ヵ月半。朝の出勤時間や週末などに、あらゆるところでこのシティーバイク利用者を見かけるようになった。年間95ドルだととりあえずメンバーになっておこうと思う人も多いのだろう。
しかし冬の利用はあまりないだろうし、何より今はピカピカだけど年数が経つと、雨、風、雪で古びてくるのではーーと今からいらぬ想像をしてしまう。
そして何よりスカートを履いてバッグを持つ女性には不向きと思われる。スカートで乗っている人も結構見かけるが、いくらなんでも、男性のようにスーツスタイルで乗る女性は見かけない。
最近利用している同僚(男性)に感想を聞いてみると、便利は便利だが、やはり道路、南北のアベニューを走るときは車と一緒なので怖いらしい。特に夜間はライトをつけていても目立たないので、車と接触する恐れもある。かといって、米国では、歩道を走れないので車と同じ道路を利用しなければならないのだ。
そこでまずは、市が出しているBIKEのルートマップを手に入れよう。
自転車専用のルートがどこにあるか、また標識の見方、交通ルールも記載されている。バイクショップのリストもあるのでシティーバイクではなく、1日借りたい人はこのリストから、検索してみるのもいい。
ルールを守って賢く利用すれば、マンハッタンでの行動範囲が広がり、また違った光景を楽しむことができるだろう。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。