マンハッタン南の秘境(?)の島へ行ってきた。ガバナーズ・アイランド初上陸!(下)
さて、今度は反対側を通って、下船した場所のほうへ向かう。反対側の景色は港のような風景で、船着場の名残を感じる。半分ほどもどると、敷地の中が開放されているので、人口(!)も増える。なにやら自由の女神の顔が埋め込まれた公園もあり。巨大な顔に上って記念写真を撮る人が後を絶たない。
原宿の青山通りのような居住区では、一部アパートが開放され、ギャラリーになっていたり、アートクラフトのお土産も販売している様子を見ることができる。
島は小さいのでどこに行っても、ウォータービューで爽快だ。ほかにいろいろアート展示会もやっているが、とても廻りきれない。
教会の中は一応拝見。使用されていないため、イスは撤去されているが、ステンドグラスはそのまま昔の面影をとどめている。
12時半に来て、すでに3時をまわった。どうしようか迷ったが、1812年から200年の間、一般公開されていなかった「キャッスル・ウィリアムズ」を見学することにした。キャッスルといっても、お城ではなく要塞だ。米国とヨーロッパの間に戦争の緊迫間が漂っていた時期に建てられた、レンガ造りの円形状になった建物である。
敷地内にはいって、ツアー用のチケットをもらわなくてはならない。これは無料だが、1時間前に配られるので、ここでチケットをもらって(胸に貼る入場時間が記されたステッカー)さらに4時まで待つ。
このツアーは1グループ15人限定で、レンジャーがグループの前後について2階、3階、ルーフトップと廻ってくれるのである。中は展示品があるわけではなく、捕虜や囚人の牢獄は薄暗く、窓も小さく陰気で湿った空気が漂っていた。外は太陽がさんさんと降り注いでいるのに、この中で過ごすのはかなりのストレスになりそう! 屋上は見張り台で大砲もあり。
ここから見るマンハッタンビューもすばらしい。対岸のニュージャージーもよく見える。ツアーは所要30分。
さて、遊ぶ敷地はいっぱいのガバナーズアイランドだが、食べるものは持参したほうがベター。飲み物は自動販売機でアイスティーや水のペットボトルが買える。
毎年夏だけなので、ぜひこの機会に行ってみてほしい。来年はもっとオープンスペースで楽しめるように拡張工事がされるようだ。現在進行形のハイライン、ハドソンヤード、グランウンドゼロの開発と相まってここガバナーズ・アイランドも年々人気上昇間違いない、ニューヨークの憩いのスポットの一つとなるだろう。
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