震災から2ヶ月 ―― ニューヨークでは

公開日 : 2011年05月19日
最終更新 :
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東日本大震災から2ヶ月経った。

震災直後、CNNやABC、ニューヨークタイムズなどメディアを通して伝わってくる情報はどれもこれも衝撃的な内容で、ニューヨークに住んでいる私たち日本人でも、遠く自分の祖国で起こっていることに対して信じられない気持ちでいっぱいだった。震災直後の週末は、皆何もする気になれず、サンフランシスコにいる関西出身の友人でさへ、台湾人の夫と遊びに行くのを取りやめてしまったそうだ。

こんなことから私も街中へ出て行く気がしなかった。しばらくは会社と家の往復のみ。徒歩で帰宅途中、34丁目のメーシーズデパート周辺や韓国街の活気、観光客と地元ニューヨーカーで夜になってもお祭り騒ぎのようなこのあたりの賑わいを見ると、まるで日本の震災がうそのように思われる。「みんな、私の国では大変なことが起きているのよ」と叫びたい気持ちにかられた。

しばらくして買い物に出かけるようになると、いろいろなところでドネーションの呼びかけを見かけた。スターバックスに入れば、カウンターに寄付金受付のお知らせ。Kマートに入れば、NYSC=ニューヨークスポーツクラブの宣伝とともに、「NYSCでは今、義援金を募っている」との館内放送を聞いた。日本人もユニオンスクエアやイーストビレッジなどでしばしば募金活動をを行っている。

遠く離れた日本。その被害の実態は想像もつかないものだけど、ここニューヨークでは2ヶ月経った今でもあちこちで日本を応援しているのだ。

(写真はタイムズスクエアの広告塔。「がんばれ日本」の文字がを見上げながら。)

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