長引く不況とマンハッタンの住宅価格

公開日 : 2010年03月30日
最終更新 :

昨年めでたくミッドタウン西でアパートを購入。サブプライムと不況に絡んでお買い得だったし、ファーストホームオーナー(初めての住居購入者)には8000ドルのTAXクレジットという恩恵もある。金利も安かった(といっても30年固定で5%近くだった。日本と違ってお高い)。そして今年から徐々に値があがっていく―というシナリを描いていたのだが、残念ながらそれはまだ先のようである。とにかくニューヨークはまだまだ失業率が高いのである。

この間ニューヨークタイムズのWEB版で見た、スタジオタイプ(日本でいうワンルームマンション)の売り出しはマンハッタン内で10万ドルから30万ドルに限ってみると350件近くある。去年は多くても320件程度を前後していた。売り出し物件はますます多くなっていくようだ。ちなみに物件数の少ないのはスタジオタイプで、30万ドルから70万ドルくらいで見ると、売出し中が何千件という単位になり、1ベッドルーム(キッチン、リビングと寝室ガ別)が中心となってくる。50万ドル以上出せる人であれば、COOPタイプでなく、貸しも自由、住居の使い方にうるさくないコンドミニアムを購入することもできる。

こんなに売りだし中があれば、ニューヨークは買い手市場。売ることを考えるのはまだ先のようだ。

と思っているのだが、この間大手の不動産グループの一員から手紙を受け取った。内容をみると私の地区(ヘルズキッチン)では、スタジオタイプが不足しているから、売る気になったら相談してほしい。というものだった。やはりこのエリアを選んで正解だったのかしら。

そういえば34丁目、7番街に面したペンシルバニア駅は、私の家の近くの8番街にある巨大な郵便局に移るらしい。前からそのような噂はあったが、ここに来て予算が可決されたとニュースに出ていた。こんなことでもアパートの価値は変わるのかも。売るのはやっぱりもっと先?

なんて今から悩んでもしょうがないけど。

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