購入物件探し マンハッタンのアパートを拝見

公開日 : 2009年03月10日
最終更新 :
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30万ドル以下だとだいたい250〜420スクエアフィートの大きさ。これにキッチンやバスルームがつく。地方都市ではこのくらいの金額だと軽く2ベッドルームの部屋は買えるのかもしれないが、歩いてカフェに行けるようなマンハッタンだと、値段は高くてスペースが狭いのだ。

そんなわけで、少しでもスペースを確保するため、部屋は様々な工夫が凝らされている。たとえば一人暮らしの部屋(スタジオタイプ)だと、マーフィーベッドがセットされているものも多い。「壁」にベッドをしまい、寝るときはこの「壁」を引き出してベッドにするのだ。または天井が高ければ、自分でロフトベッドをセットアップする人もいる。

また、部屋をすっきり使いたい人のため、地下にあるストレージを月単位で貸すところもある。

マンハッタンのアパートの特徴として、古いつくりのため(Pre−Warと呼ばれる第二次世界大戦に立てられたアパートも多い)床が傾いているビルも結構ある。これだとキャスターつきの椅子が安定しない!

しかし、北向き、床が傾いている、見晴らしがよくない、といったこともマンハッタンに住みたい人にとってはあまり気にならないようだ。大事なのは住むエリア。今はアッパーイーストに空きが出ているが、やはり西やダウンタウンの方が人気なようだ。

誰もがあこがれるソーホーや、ノリータ、ウエストビレッジはあっという間になくなってしまう。この間はソーホーで小さい1ベッドルーム、しかも隣にビルが立つ予定のアパートがあったがそれでも299,000ドルの割安なお値段のため、あっという間に5件ものオファーが集まったらしい。

これじゃー値引き交渉どころか、ビッドで値を高く付けた人が買うことになりそうだ。

このようにマンハッタンの物件購入は、サブプライムに関係なくまだまだ競争率が高いと思われる。特にこの時期から、コロンビア大学やニューヨーク大学に通う子供のために親が物件購入ということを考える時期でもあるらしい。

写真はオープンハウスで配られるフライヤー。たいがい売主のブローカーによって作成される。

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