NYの一大イベント―シティーマラソンは今年もビッグに開幕
今年も恒例のNYシティーマラソンが開催された。11月5日日曜日。11月の始めはいつも秋晴れである。暑くもなく、そんなに冷え込まない。雨にも降られないまさに絶好の走り日和だ。世界中の10万人近くの応募者から選ばれた3万7000人がマンハッタン南、スタテン島をスタートし、市内全5地区を駆け抜け、セントラルパークにたどり着く。走行距離は26.2マイル。かなりの距離だが90%以上は完走するらしい。「それは、完走じゃなく、完歩というんです。私も昨年は歩いてしまって―。今年はもっとがんばります。tという心意気の知人Tさんは、毎日5,6マイル多いときで10マイルくらい走っているようだ。それでも本番は歩いてしまうなんて相当厳しい闘いのだろうか。
過去5年間、一度も生で見たことがなかったので、ここは一つと思いたちTさんがベストポジションと教えてくれたファーストアベニューの60丁目に赴いた。すでに沿道は観衆の黄色い声で渦巻いている。スタテン島からブルックリン、クイーンズを経てマンハッタンのこのファーストアベニューへたどり着くのだが、この頃は走っている人が孤立していると思いきや、さすがマンモスマラソン大会。3万人以上の参加では、このへんはまだ集団。一塊になって押し寄せてくる。これでは知っている人が走っていたとしてもまぎれてしまって見分けがつかない。中には歩き出した人もいるが、意外にも70歳くらいのおじいさん、おばあさんまで元気に走っているのにはびっくり。突然私でも参加できるんじゃないかという気持ちが沸々とわいてきた。
皆、真剣に勝負しているというよりはけっこう楽しそうに走っている。中には沿道に知った人をみかけて急に話しこむ選手や、奇想天外な怪獣の被り物でウケを狙って走る人などさまざま。
しかし、携帯電話でおしゃべりしながら歩いているランナーまでいるのにはちょっと興ざめ。楽しみながらもマナーは大事だと思うのだがーー。
参加する醍醐味はプロのランナーと同じ時に同じコースを走り、同じ歓声を受けること。ちょっとしたスターのような気分だ。歩いてしまうとちょっと恥ずかしい気持ちになると、お考えの人は歩調と同じくらいゆっくり走れば「完走」も夢ではなさそうだ。アメリカ在住者は抽選となるが、日本からはパッケージツアーで確実に参加できる。来年はあなたもトライしてみてはいかが?
詳細
http://www.nycmarathon.org/home/index.php
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