NY、パリ、ロンドン 〜 3都市滞在を比較して (前半)

公開日 : 2006年10月28日
最終更新 :
カフェネロ.jpg

ギリシャに滞在した後、久しぶりにロンドン・パリに立ち寄った。どちらの都市も4、5回行っているが、今回はNY在住という立場から都市を比較しながら歩いてしまう癖がついてしまったようだ。2回に分けて気のついたことを紹介してみたい。

1)物価

NYも高いといわれているが、ヨーロッパユーロ、英国ポンドへのUSドルからの両替率で見る限り、圧倒的にパリ、ロンドンの方が物価高。実際1ポンドなど2ドル。つまり、書いてある値段の2倍がUSドルに相当する。それなのに値段はその数字がUSドルだとしても高いようなものばかり。日本食料品店でみたポッキーは2.99ポンド。つまり6ドル!(NYでは1.99ドル)。オニギリも3ドルは下らない。パリも書いてある値段はUSドルだと妥当だと思うのに、それがユーロ表示なので実際USドルではもっと高いわけだ。そう思うとどれもこれも高くて手が出せない。内税でその税率が高いということもあるのかもしれないが、少なくとも食料品はNYの方が品も豊富で安価のような気がする。

2)禁煙/喫煙

アメリカは喫煙者にとって肩身が狭くなる。私のオフィスのビルも喫煙ルームが取り払われ、いまや、高層ビルから地上に下りて吸うしかない。ホテルも全室禁煙制度を採りはじめている。こんな環境になれてしまうと、ヨーロッパではやたらタバコのにおいに敏感になってしまう。レストラン、カフェの中、電車の中、当たり前のようにタバコの煙が立ち上っている。タバコを吸う人にとってヨーロッパは天国。アメリカは居心地が悪いかもしれない。

3)カフェ

ヨーロッパは値段が高い。しかもコーヒーを頼むと出てくるのはエスプレッソ。一口飲んだら終わりのようなミニチュアのようなカップで出てくる。しかたがないのでスターバックスに行ってしまう。ところで最近はギリシャまでスタバが進出(もちろん主流はギリシャコーヒー)。パリはそうでもないが、ロンドンはニューヨークのように何十メートル歩けばスタバ、といったアメリカのコーヒーの「大規模進出」が感じられた。スタバに張り合っているのがカフェネロというイタリアンカフェのようで、これも歩くとかなりのブランチ店がある。ちなみに私はドトールコーヒーが好きなのだがなぜ欧米に進出できないのだろうか?

写真はカフェネロ。カフェが好きなのは、欧米どこでも同じ(ロンドンにて)

(次回へ続く)

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