■番外編■ やっぱり安さ一番・チープを極めるNYガイドブック出現

公開日 : 2005年07月16日
最終更新 :

35ドルでプール?とんでもない。やっぱり節約、節約、安いものが一番、という人へおすすめの一冊。先日、ニューヨークの移民関係の本を探しに書店へ行った。はずなのについつい手にとって買ってしまったのが移民とはまったく関係のないこの本。レジのお姉さんに「アハハ、この本のタイトルおもしろい。」と笑われてまで購入した本のタイトルは「The Cheap Bastard's Guide to NEW YORK CITY」 バスタードとはよく映画のせりふにもあるが、「バカモノ!」などという意味。したがって日本語に訳すとさしずめ「安ものぐるいのNYガイド」だろうか。

この本を書いたロブさんという人は、ニューヨーク在住の徹底したケチケチ実践者。物価高のこの街でいかにお金を節約して暮らしていくか、その具体的なノウハウを披露している。たとえば、ミュージカルをただで見るには一回かぎりのアッシャー(席案内人)に応募すること。劇場ごとに定められたアッシャーの人数をリストアップで紹介している。また無料セミナー、映画、イベントの見つけ方、無料でカットしてくれる美容院、粗大ごみの収集日やその地区で拾える家具の情報(本人はここで掃除機や電子レンジ、TV、本棚などたくさんの電化製品や家具を収集したと告白)、ハッピーアワーと呼ばれる時間帯でのドリンク一杯には、サンドイッチやサラダなど無料のおつまみが出てくるパブ情報、はては住み込みベビーシッターで家賃を浮かせるなど、お金をセーブする情報がもりだくさん。

読んでいて思ったことだが、実践するには多少なりとも恥のかき捨て、ずうずうしさも必要ということ。

私にはちょっとまねできない部分もある。

いづれにしてもニューヨークに来られて、多少なりとも英語に自信のある方は、本屋に立ち寄ってみてはいかが?

本の表紙:ビジネスマンと思しき男性が身をかがめて道におちている25セント玉を拾おうとしているユニークな写真

著者:ROB GRADER

出版社:The Globe Pequot Press

定価: US$14.95

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