■番外編■ プラザホテルの大セールは?

公開日 : 2005年06月16日
最終更新 :

  気になっていたプラザホテル閉館の大セールに土日と行ってきた。目ぼしいものは売り尽くされていたせいか、10ドルと聞いていた入場料は要求されずそのまま中へ。スイートルームで使われた年代ものの家具はSOLD OUT.まだかろうじてルネッサンス調のきらびやかな大理石張りの台(確か1,000ドル以上)が残っていたがあとは一般の部屋に飾られていた複製画やスタンド台など。つきなみなものはまだかなりあった。 そのまま10階まであがることができたが、どの部屋も家具はもう搬出状態。だから物を探しに行くというより、洋館のような薄暗い迷路の廊下を歩いて部屋の間取りやセントラルパークの景色を楽しむ感覚で探検した、という方があっている。やはり由緒正しいホテルとあって、つくりが複雑だ。スイートルームの豪華な居間(暖炉とその上にそびえたつロココ式のような金色の大鏡)の横の狭い個室はどうもメイドか付き人の部屋としてつくられたようだ。プラザは安くても一泊300ドル以上。よくマンハッタン中のホテルがSOLD OUTになるときがあるかこのメイドの小さい部屋でさえ300ドル以上で売られていたのだろうか。 広々とした広い間取りのスイートタイプにはいくつものバストイレがついているが中にはピンクで彩られたかわいいバス、洗面所の部屋も(一歩まちがえればラブホテルだがそこはかとなく淡い色彩で上品なつくり)。こんなところに泊まるなんてことは一生ないだろうからこういう機会に部屋を拝んでおかなくっちゃ、とばかりに3階から10階まで1時間近くかけてドアをひとつひとつ開けていった。  さて2階の大広間はブティックと呼ばれる小物コーナー。メイドやボーイの服、(「こんなものはハロウィーンくらいにしかしか着られないよ」とはどこかのおばあちゃんの弁。ハロウィーンとは10月末の仮装パーティーのこと)アイロン、ドライヤー、ワイングラスや皿、お盆、スプーンなどを販売。結局私はプラザロゴ入りの10ドルバスタオル5枚、ベルベットタッチのこれまたロゴ入りのネイビーカラーのスリッパ(新品)15ドルを2足、ロゴはないが、ドイツ製とオーストリア製の小皿4枚(全部で14ドル)をゲット。はたしてウン十年後にプレミアがつくかしら、と密かにうきうきしている自分に笑える。 5月20日より6週間くらいの開催というわけで、6月末までオープンしているものと思われる。この期間に行かれる方はちょっと覗いてみて。場所はセントラルパークサウス59丁目と5番街。

2866.jpg

スイートルームのピンクのバスタブ。こんなお風呂だったら毎日楽しいかも!?

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。