狭井神社から三輪山に登拝

公開日 : 2018年05月03日
最終更新 :
筆者 : 大向 雅
DSC07011 (2).JPG

大神(おおみわ)神社には神様をお祀りするための本殿がなく、三輪山(みわやま)そのものを御神体とされておられることは前述した通りです。

DSC03253 (2).JPG

この鳥居の形も、古代の結界の姿そのものといった感じでとても神聖な雰囲気が漂います。

DSC02200 (2).JPG

神様そのものとされていることから、三輪山が人が踏み入れることのできない禁足地だと思いきや、摂社であるこちらの狭井(さい)神社できちんとした手続きをすれば誰でも山に上がることができます。

201403151 (2).jpg

まずは奥の受付で登拝願いを申し出て用紙と地図を受け取ります。

名前と住所と連絡先を書きこみ(遭難した時のため?)300円を納めます。

201403152 (2).jpg

すると、このような襷(たすき)を与えられますので、首にかけてこちらの登山口から入山いたします。

そして登り口からは写真撮影はもちろんのこと、飲食(水やお茶の水分補給は可)や私語も一切禁止となっておりますので、家族連れやお友達と来られている方々も、ワイワイガヤガヤせずに静かに登りましょう。

いきなり山道!しかもかなり急勾配!一緒にいただいた案内地図を見ると良く分かるのですが、この登拝の道は決して楽ではありません。

私が行った時はまだ寒かったので、防寒のダウンジャケットで行ってしまい、大汗をかいて大後悔しました。丸太で造られた階段に整備されているところも多いですが、中にはゴロゴロした岩を乗り越えて行くような所もあるので、足を痛めないようにスニーカーよりしっかりとしたトレッキング用の靴で来られる方が良いです。

DSC09668 (2).JPG

(写真はイメージです)

三輪山は原生林がそのまま生えていますので、日中でも太陽が当たらない場所では道が濡れてとてもすべり易いですから、雨上がりなどは、たとえ晴れた天気であっても行かないほうが無難です。

道の途中に1~9番までのチェックポイントが設定されており、9番目が奥津磐座(おくついわくら)という頂上になります。とくに3~6番まではかなり体力を消耗して全身から汗がブワ~ッと噴き出しまくります。

ひたすら登り、そしてひたすら降りてくるという感じの往復で、決して景色を楽しむような山ではありませんので、日頃から大した運動もせずにPCの前でブログを書いてる私のような人がハイキング気分で行くととんでもない目に遭いますよ。

と、ここまで読まれたら...こんなのゴメンだ!絶対に登りたくない!と思われたかもしれませんが、けっこうな年配の方々も登られていましたし、ペースを守ってゆっくりと休憩をはさみながら登れば大丈夫だと思います。

実際にかかった時間は往復3時間弱くらい(慣れた方だと2時間そこそこらしいです)でした。

登拝を終えて、たすきを返納し狭井神社で再度お参り。

DSC01773 (3).JPG

お参りの後に、三輪山から湧き出る御神水を頂きますと、本当に達成感というか充実感がわきおこり三輪山のパワーが注入されます。この御神水は万病に効くともいわれおり、地元の方々もペットボトルやタンクに汲みに来られています。

ぜひ、一度チャレンジしてみてくださいね。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。