夏のモンブラン、グランパラディーゾ
皆さん こんにちは!
今回もヴァッレ・ダオスタを紹介したいと思います。
ヴァッレ・ダオスタは山や国立自然公園に囲まれた州です。
冬はスキー、夏はトレッキングや山登りでにぎわいます。
ロッククライミングを楽しむ人も大勢います。冬は氷の山でアイスクライミングするようです!
ヴァッレ・ダオスタにある山とその周辺の町を紹介します!
モンテ・ビアンコ(モンブラン)
イタリアとフランスにまたがっている山。
イタリアの中で一番高い山です。
モンテ・ビアンコに一番近い町はCourmayeur(クルマイユール)です。
ここは高級避暑地で、小さい町ですがショッピングも楽しめます。
アオスタからバスで1時間弱くらいです。
ここからモンテ・ビアンコのフランス側の町Chamonix(シャモニー)にバスで行けます。
モンテ・ビアンコへはここからバスでロープウェーのある場所までバスで行きます。
今回は新型コロナウイルスでの観光キャンペーンなのかヴァッレ・ダオスタ内どこへ行くバスも無料でとてもラッキーでした!
12月まで無料バスはあるそうです。
ロープウェーは時間制で混雑時は乗れない場合もあるので、オンラインかクルマイユールの観光案内でチケットを買うことをおすすめします。
1回乗り換えてモンテ・ビアンコの頂上(punta Herbonner)には2時間くらいいることができます(帰るロープウェーの時間が決められています)。
ここからロープウェーを乗り換えてシャモニーにも行けます。
パノラマ台からの景色
雪の残る山を歩くこともできます。
雪山用に準備している人たちは奥の頂上付近まで歩いて行ってました。
その下の駅、Pavillon du Mont Frétyyには時間は決まっていないので最終のロープウェーの時間までいることができます。
ここには子供の遊ぶ場所やトレッキングもできます。
私が行ったときは昼間で頂上でも15度くらいだったので、そこまで寒くはなかったです。
ただ日差しが強かったので日焼け止めは必須です!
そのほかにはモンテ・ビアンコの麓にはval veny(ヴァル・ヴェニー)とval ferret(ヴァル・フェレ)という渓谷があります。
モンテ・ビアンコを見ながら歩くヴァル・ヴェニー
私が行ったときはモンテ・ビアンコのミラノのドゥオーモくらいの大きさの氷がヴァル・フェレの近くに落ちたので封鎖されていました。
普段はどちらの渓谷もキャンプ、トレッキングや山登りを楽しむことができます。
ちなみに地図や看板に書いてある難易度は、TがTurista 観光客向けの簡単な道。
EがEscursionista トレッキングしたい人、初心者向け。
EEがEscursionista Esperto 山登り経験者、上級者向けです。
クルマイユールからバスで5分くらいの町Pré-Saint-Didier(プレ・サン・ディディエール)はとてもかわいい町で、1800年代にできた温泉があります。
水着だけ持っていけば、タオル、サンダルなどのレンタル料金は料金に含まれています。
夕方4時半からはアペリティーボも含まれていてお得です。
ウェブサイトを見るとプールが3つしかないのかなと思ったんですが、何種類も室内や外にあって、サウナも何種類もあり楽しめます。
雪山を見ながら温泉に入るのは格別ですね!
La Thuile(ラ・トゥイール)はクルマイユールからバスで30分くらいの小さな町です。
ここからピッコロ・サン・ベルナルドに行くことができます。
フランス人に愛されている場所で、夏の時期は多くのフランス人が来るそうです。
トレッキングの道はローマ時代の道La Via delle Gallie(ラ・ヴィア・デッレ・ガッリエ)を通ります。
ローマ時代、Gallia(ガリア)までの道を作ったのがまだ残っています。
私は今回はPont Serrand(ポン・セラン)まで行きました。
石造りの家があり、とてもかわいい町でした。
そのほか、モンテ・ビアンコの周りに私は行ってませんが同じプレ・サン・ディディエールにあるorrido(オッリド)は温泉のある場所から40分くらい登っていくと山の外を散歩できる遊歩道が作られています。
写真はよく見えませんが、空中散歩とでもいうんでしょうか!
Orridoは恐怖という意味もあるので、ちょっとした恐怖体験ができますね。
クールマイユールからバスで少し下がったところにあるDolonne(ドロンネ)からロープウェーに乗っていくと、温水プールやトレッキングができる場所があります。
モンテ・ビアンコだけではなく、トレッキングや旅の疲れを癒やす温泉などたくさん楽しみがあります!
グラン・パラディーゾ
アオスタから1時間くらいバスで下るとCogne(コーニェ)に着きます。
ここには有名な国立自然公園グラン・パラディーゾがあります。
ここには希少なアイベックスが生息しています。
ここはイタリア国王ウンベルト1世が狩りに来ていた場所でもあります。
コーニェから隣の町まで平らな道を散歩する簡単なものから、山に登って動物に遭遇したり湖まで行ったりする上級者向けとがあります。
コーニェから巡回バスで5分くらいの隣の村Lillaz(リッラツ)にはCascate di Lillaz(カスカーテ・ディ・リッラツ、 リッラツの滝)があります。
冬には滝は凍ってしまうようです。
村からすぐ近くにあるので、初心者向けです。
上まで登るとピクニックをしたりまたほかの滝を見ることができます。
コーニェまで3,4kmくらいの平坦な道なので、バスを使わず歩いて帰っても気持ちが良いです!
もっと歩きたい人は Epinel(エピネル)まで歩くのも良いです。
川沿いをずっと歩いて行くので涼しくて気持ちが良いです。
コーニェからアオスタ行きのバスの通り道なので、そこからバスに乗ってアオスタに帰ることができます。
ほかのトレッキングの場所はコーニェの観光案内所から歩くとValnontey(ヴァルノンテイ)というトレッキングの場所があります。
ここも初心者用でピクニックをしてる人たちなども多く見られます。
その奥にPont de l'Erfaulet(ポン・ドゥ・エルファレ)という小さな湧水が出るところまで行けます。
私はそこまで行けなかったんですが、近くにいた人も湧水がどこだか見つけられなかったと言ってたので見つけづらいのかもしれません。
でも途中まででもいまは誰も住んでない集落があったり、興味深い場所です。
今回は行きませんでしたが、アオスタから別のバスで犬のセント・バーナードで有名なグラン・サン・ベルナルドもあります。
ここはスイスとイタリアにまたがっています。
グラン・サン・ベルナルド(大きいサン・ベルナルド)とピッコロ・サン・ベルナルド(小さいサン・ベルナルド)は場所が離れたところにあります。
セント・バーナードはグラン・サン・ベルナルドにいるようです。
初心者向けから経験者向けまでさまざまなコースがあります。
涼しいし、空気もキレイでカラッとしていて気持ちいいです。
スキーで行くのもいいですが、夏の山もいいですね!
筆者
イタリア特派員
Nakky
2006年からイタリア在住。色んなナポリを紹介したいと思っています。
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