【新型コロナウイルス】5月18日よりフェーズ2の第2段階へ

公開日 : 2020年05月18日
最終更新 :
筆者 : Nakky

皆さん、こんにちは!

ナポリは連日30度近くになり、とても暑いです。

曇っているので空気も重く、マスクをして歩くのはちょっとたいへんになってきました。

さて、2020年5月18日からフェーズ2の第2段階に入りました。

5月4日からフェーズ2に入りましたが、そこまでロックダウン時から劇的に変化したこともなかったんですが、5月18日からはレストランやお店なども再開になり、普通の生活に近い状態に戻ってくると思います。

といっても、ナポリは感染者が少ないから楽観視してる人も多いのか、4日の時点ではまだまだ慎重な人も多かったですが、18日になる前から道を歩く人はマスクをしていても顎につけていたり、手に持っていたり、友達同士でソーシャルディスタンスを無視して話こんでいたり......ともう新型コロナウイルスはロックダウンが終了した時点でなくなったかのような行動をしている人が目につきます。

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バス停にあるソーシャルディスタンスのしるし

今日は、コンテ首相が通達した5月18日以降のフェーズ2の内容を簡単にご紹介したいと思います。

レストラン、バール、店舗の営業再開。

以前は美容院、理髪店は6月1日以降となっていましたが、美容院、理髪店も18日から営業が再開できることになりました。

● 店舗は使い捨ての手袋をお客さんに渡すこと。25平方メートルに1名のお客さんの入店が可能。消毒ジェルの設置。試着した洋服などは蒸気などで消毒しなくてもいい。

今のところプレセーペナポレターノで有名なサン・グレゴリオ・アル・メーノ通りは道が狭いので開ける予定は未定だそうです。

● 美容院、理髪店は予約者のみ。お店の中で待つことは禁止。新聞や雑誌を置いておくのは禁止。マスクの義務。ケープなどは使い捨てを使用のこと。

● レストラン、バールは最初は4m間隔でテーブルを配置しなければいけないといわれてましたが、椅子と椅子の間隔、テーブルとテーブルの間隔が1m以上になりました。友達との食事も可。ビュッフェは禁止。14日前までの予約表は保管しておくこと。

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歴史地区にあるバール。コーヒー1杯50セント(普段の約半額)から始めようの垂れ幕

友達や同僚と出かけることが可能。

今までは家族などとしか会うことができませんでしたが、18日から友達や同僚を家へ呼んだり、外で会うことも可能になりました。

教会のミサが可能。

ただし一列置きで、1mの間隔を空けて座ること。

聖体拝領は手袋を使って渡していました。

公園や美術館の開放。

子供たちが公園で遊んだりできるようになりました。

美術館は徐々に開いていくようです。

ナポリで18日から開いている美術館はサン・テルモ城とマードレ美術館。

カポディモンテ美術館は6月2日からオンライン予約のみの受付で開きますが、18日からカポディモンテ庭園は開きます。

ポンペイは6月に入ってから。

カラヴァッジョで有名なピオ・モンテ・ミゼリコルディアは18日から、9時から13時まで特別に無料で開放しているようです。

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カポディモンテ美術館前の再解放の案内。ユーモアのあるナポリ王カルロス3世がマスクしている絵。

海が大好きなイタリア人にはうれしい海水浴可能! 10平方メートルに1パラソルの間隔。ビーチベッドなどは1m半の間隔を空けること。人の入れ替えがある度にビーチベッドなどを消毒。

スポーツジム、プールなどは5月25日から。

映画館、劇場は6月15日から。

今はほかの州へ行くのは健康上の問題、仕事上の理由のみですが、6月3日からはほかの州へも自由に行けるようになります。

海外で働いているイタリア人も今のところ健康上の問題や仕事上の理由のみでイタリアに来ることができますが、6月3日からはヨーロッパ内には帰ってくることができるそうです。

帰国後14日間の隔離もなし。

まだはっきりとした日時は決まっていませんが、6月以降ヨーロッパ内の旅行は可能。

バカンスでヨーロッパ旅行には行けるようです。

やっぱりバカンスは大事なのか、バカンスには行けるようにすると外務大臣が言っていました。

先日もコンテ首相がバカンス手当を出すとも言っていましたし(年収約450万弱の家庭)、3月分のお給料を有休消化として出していた企業などが多いので有給がない人がほとんどなんですが、どうやってバカンスに行くんでしょう?

2カ月分の経済を取り戻すにもバカンスはなしで働いた方がいいという考えをテレビで言っている人もいますが、やっぱりイタリア人にバカンスは必須なんですかね。

バカンスに行けるのはうれしいですが、6月3日から州を越えられるようになるし、ヨーロッパ内の行き来ができるようになるとまたこれまで以上に気を付けなくてはならないですね。

筆者

イタリア特派員

Nakky

2006年からイタリア在住。色んなナポリを紹介したいと思っています。

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