【新型コロナウイルス】イタリアのマスクはとっても高価!

公開日 : 2020年04月29日
最終更新 :
筆者 : Nakky

皆さんこんにちは!

世界中でマスク不足といわれていますが、イタリアでも同じです。

イタリアでは新型コロナウイルスの前まではマスクをしている人を見かけることはありませんでした。

私は風邪を引くこともほとんどなく、花粉症などのアレルギーもないので日本でもマスクをする習慣がなく、もちろんイタリアでもマスクをしたことがないです。

なので、イタリアで新型コロナウイルスが蔓延する前、マスクの価格がいくらなのかはわからないのですが、今はとにかく高いです!

まだロックダウン前、3月上旬はどの薬局に行ってもマスクが売り切れていて、インターネットで注文してもキャンセルされてしまっていたのですが、ある薬局で「マスク売ってます」の張り紙を見つけ並んでいました(そのときにはすでにひとりずつお店に入り、そのほかの人は1mの間隔を空けて並んで待っていました)。

「マスク €8」と書いてあって(2020年4月28日現在€1=115.81円)、私はてっきり箱で売っているのかと思ったら、マスク1枚。しかもなんの効力もないただのマスク1枚が€8でした!

並んでいた内装業者か大工さんの人がマスクで並んでいる私たちに「このマスクと同じもの仕事で使ってるけど、いつも1枚30セントくらいで買ってるよ。€8も払う価値ないしもったいないよ」といってました。

私は次の日病院に行かなくてはいけなかったので、泣く泣く並んで買いましたが、この薬局にはもう行くまい!と誓いました。

そのあとまた買ったマスクは1枚€14でした!(写真下)。

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ただその前のとは違ってKN95(FFP2)というので、数回洗って使えるそうです。

でも1枚ずつ袋に入っているわけでもなく、1枚箱から出してそれをビニール袋に入れるのです。

衛生的に大丈夫なのかな?という感じです。

そのあと、友達からのすすめで買ったマスク(FFP2 CON VALVOLA)は1箱10枚入り€130でした。

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友達はアレルギーなどを研究している人で、旦那さんが薬局で働いている人で、その友達がいうにはいいマスクだし値段はぼったくりでもなく市場価格とのことでした。

ほかの薬局で働く友達に「どうしてこんなにマスクが高いのか」と聞いてみたところ、仕入れ価格の値段が上がっているので薬局で売る値段も上げないとやっていけないんだよ、といわれました。

さて、FFP2、FFP2 CON VALVOLA(排気弁付)とか書きましたが、皆さん何のことだかわかりますか?

私は全然わかりません......

イタリア人に聞いてもはっきりわかる人は少ないです。

イタリアで売られているマスクの種類は普通のマスク、ガーゼ、コットン、手作りのマスクなど。

・外科用マスク

こちらはよく病院で使われているマスク。

自分からは0%ウイルスは出ませんが、相手側がウイルスを持っている場合は20%しか防げないそうです。

コンテ首相はこの前のフェーズ2の通達のとき、外科用マスクは50セントくらいで売るようにといっていました。

・FFP

FFPの種類は1、2、3とあって、こちらは埃、大気汚染、タバコの煙なども防ぎます。

こちらも自分がウイルスを持っている場合、相手側に0%感染させることはありません。

相手側がウイルスを持っている場合、FFP1は80%、FFP2は94%、FFP3は99%防げるそうです。

・FFP排気弁付き

こちらはFFPに排気弁付きです。

こちらは排気弁付きなので呼吸するときにとても楽なので、長時間使うときや眼鏡をかけてる人などは眼鏡が曇るのを防いだりするそうです。

ただ、こちらはFFP排気弁がない場合と同じ割合で防ぐことができますが、自分側の息が80%出るので相手側には危険ですよね。

なのでLa mascherina da egoista(エゴイストのマスク)と呼ばれています。

この割合は新聞の記事を参考にしました。

ほかの記事を読むと違う割合が出ていたので、調べ方によってちょっと違うようです。

カンパーニャ州では家の近所は散歩可能になりました。

散歩のときはマスクは必須ですし、仕事が始まる人も多いので毎日マスクをつけるのにマスク1枚€14を払うのはたいへんだと思います。

コンテ首相がいったように、外科用マスクは50セントで売るようになるといいです。

筆者

イタリア特派員

Nakky

2006年からイタリア在住。色んなナポリを紹介したいと思っています。

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