【注意!】ローマのレストランで日本人客がぼったくり被害に!

公開日 : 2019年10月02日
最終更新 :
筆者 : Nakky

みなさん、こんにちは!

イタリアに限らず海外に行く時、日本とはシステムが違うので戸惑うことも多いですよね。

交通機関の乗り方、切符の買い方、お店でのマナー、スーパーでの買い方、などなど。。。

レストランもそうですよね。

先日、イタリアのローマのレストランで二人組の日本人観光客に対して法外な請求をしてニュースになりました。

場所はサンタンジェロ城の近くにあるレストラン、ANTICO CAFFE' DI MARTEです。

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夜のサンタンジェロ城

スパゲッティ二皿、お水を注文をして430ユーロ(正確には429,80ユーロ)を請求されたそうです!

その後地元警察に行き、Facebookにも出たそうでそれで明るみになりイタリアの新聞でも多く取り上げられたようです。

お店側の弁護士は正当な金額だと主張していますが、430ユーロ中80ユーロはチップ代とレシートに記載されていました。

でもこのお店金額を多めに請求すると、前からネットに多く書き込まれていたそうです。

悲しいことに、罰金と少しの間閉まっていたそうですがまた開いているようです。。

ローマは観光客が多いからでしょうが、こういう事件が多いです。

例えば、これも日本人客でしたよね、ナボーナ広場で700ユーロ近く請求したレストラン、

バチカンの近くのお店ではハンバーガー二つ、コーヒー二杯で81ユーロ、こちらもバチカン近くのお店で鳥の手羽先とフレンチフライで204ユーロなどなど、多分世に出てきていないだけで他にも色々あると思います。

どうしたら防げるの?と不安になると思いますが、

まずメニューで値段を確認した方がいいと思います。

メニューに書いてないけど、今日はこんなのがあるよ。と勧められた時は「いくらですか?」と聞いた方がいいかもしれません。

お勧めなんで食べたい気もするんですが、不安な場合はメニューにあるものしか頼まない方がいいかもしれませんね。

メニューがなくて、ウェイターさんが今日のメニューを言う所もあるんですが、その場合は確認しようがないですが。。

あと、お魚料理は値段がわからない場合が多いんです。

例えばセコンド(メインメニュー)でお魚のグリルなどの場合、100グラム〇ユーロと書いてある事が多いのでお魚によって重さが違うのでなかなか金額が読みづらいんです。

ここでちょっとレシートの見方をお教えしたいと思います。

イタリア人とでも大勢で行ったりするとちゃんとレシートを確認しないと頼んでないものが入っていたり、一皿多くなってたりするので、レシートが来たら確認してくださいね。

COPERTO 

は席料です。テーブルクロスの洗濯代や最初に出てくるパン代などに当たります。

BEVANDE 

と書いてあったらそれは飲み物の事です。ACQUA(お水)、COLA(コーラ)など細かく書いてある所がBEVANDEだけ書いてある所などまちまちです。

ANTIPASTO、PRIMO、SECONDO、DOLCE

前菜、パスタ料理、メイン、デザートです。ちゃんとメニューの名前を書いてあることもあればPRIMO×〇(頼んだ数)、PASTO、ARTICOLOなどまとめて書いてある場合もあります。

SERVIZIO

サービス料です。

今回のレストランはレシートにMANCIA(チップ)と書いてありましたが、チップは強制ではありません。

しかも80ユーロのチップなんて多すぎます!

ローマのクローチェ通りのレストランも日本人などの観光客には、会計時にウェイターが計算機を持ってきて10%のチップだからこれだけちょうだい。と請求する人を見かけました。

が、イタリアの場合、特に10%あげなくてはいけないとかはありません。

星付きレストランなどの場合は多めに払った方がいいと思いますが、通常のトラットリアやレストランなどは食べた金額にもよりますが、3ユーロくらいで良いと思います。サービスが良かったと思ったら5ユーロ、大勢で行った場合は10ユーロくらいあげても良いと思います。

例えばバールでコーヒーを頼んで立ち飲みをする場合は、レシートと一緒に10セントくらい置いて注文したらちょっとスマートかなぁと思います。

バールで座って飲んだ場合はもう少し置いた方が良いと思います。

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これを聞くとどこで食べたらいいの!と思うかもしれませんが、ちゃんと美味しくて真っ当なレストランもたくさんあるので安心してください!

その場で言えない場合でも、カードで払って警察にその後行っても良いと思います。

ローマに限らずヴェネツィアなどでも聞きますし、レストランだけじゃなくてお店やタクシーなども観光客に対して高めに請求することもあります。

私もこの前タクシーに乗って15ユーロとメーターに出てるのに「トゥウェンティーファイブ!」と英語ですごい明るく言われたので「15だよね?」とイタリア語で返事したらナポリに住んでる人とわかったらしく「そうそう、間違えたー」なんて笑ってごまかされました。

生ハムも100グラム、と言っても気を付けて見てないと「ちょっと多くなっちゃったー」と言って150グラムくらい入れられる場合もあるし、ナポリ人茶目っ気はありますが疲れますね。。

心配になることばかり書きましたが、良い人もたくさんいます!

日本の時よりかは少し気を付けて、楽しい旅行をしてください。

筆者

イタリア特派員

Nakky

2006年からイタリア在住。色んなナポリを紹介したいと思っています。

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