【コロナ禍】いまだからおうちでできる内面磨きインプット
皆さん、こんにちは!
Ciao a tutti!
コロナ禍は世界中でまだまだ続いていて、ゴールが見えないトンネルの中に人類は存在している気がしますが、そんなときだからこそできることを考え、コロナ禍が一段落しすぐにでも再活動できるようにおうちでできるいろんなインプットを自身で考えています。
これまでは仕事を一つひとつこなすことに精いっぱいで、なかなか自分自身の内面まで磨く余裕がありませんでした。
現地の大学院を修了し、オーディションをあちこちで受けたあと、歌劇場の仕事をすることになり、歌い手として歌劇場に常に従うように、いわば歌劇場で働く兵隊さんのように規則正しい生活をしていました。
それが、昨年新型コロナウイルス感染症が世界で広がりやむを得えず歌劇場がストップすると、働いている人たちは失業してしまい、失業保険で暮らすことになりました。
今月末から歌劇場や映画館が再オープンするはずが、この第3波で延期となり、来月予定だったオペラ公演も中止となってしまいました。
そんなどんよりした空気のなか、先月末自分磨きのため、世界で大活躍中の現役ソプラノ歌手アンナ・ピロッツィさんのマスタークラスへ行ってきました。
観客のいない歌劇場
通常であれば世界に飛び回っている現役ソリスト歌手がマスタークラスはしないのですが、コロナ禍で世界中の歌劇場はストップ、大オペラ歌手たちも失業中なんです。でもそれはチャンスでもあるんですよね、だからこそできること、おうちで待機しているソリストもいれば、マスタークラスを開催するソリストたちもいます。教えることが喜びに思える人たちはそういった選択をしますね。
偶然1月末にドンカルロの仕事を終えてナポリへ戻ったあと、ナポリでマスタークラスをすると聞き、さっそく問い合わせをして参加することにしました。なぜかと言いますと、そのドンカルロでエリザベッタ役を歌っていた憧れの人がマスタークラスの講師だったからです。
そんな人がナポリのそれも自宅から徒歩で通える場所でマスタークラスが開催される!
こんなご縁はなかなかないですし、またとないチャンスだと少々値段は高かったものの、いまは自分磨きで必要だなあと即支払いました。
短期間でレッスン中は大歌手の前でドキドキしてしまい、オペラアリアを歌ったものの、自分の力はちっとも発揮できませんでしたが、それでも夢のような日々を過ごすことができました!
さすが一流歌手は違う!!! あっぱれと言うしかありませんでした。
コツコツとマイペースにこれからも少しずつ向上できるように頑張っていきたいと思っています。
マスタークラス終了後マエストラの18番のオペラ楽譜〈ナブッコ全曲版〉にサインをいただきました!!!
サインとメッセージにストゥーディア!(勉強しなさい!)と書かれました。苦笑い
その後ナポリをモチーフしたピアス(そんな高価なものではありませんでしたので、娘さんにでもつけてもらったらと思いお渡ししたのですが......)をプレゼントしたのですが、翌日マエストラはサンカルロ歌劇場で稽古中だったバス歌手の同僚とカンパーニア州を観光し、画像を拝見したらそのピアスをつけてくれていました!!!
あまりにもうれしくて大興奮状態でした!
そんな気さくで心の温かい人柄にさらに歌い手として人として尊敬しっぱなしでした!
そのうえこのマスタークラスではアーティストとしても大収穫でした!
いかがでしたでしょうか?
私はこのオペラの道に進んでいますが、皆さんは人生それぞれ自分が主役、いろんな道を歩んでいると思います。
コロナ禍でおうちにいるときが多いからこそできる磨けることを見つけてインプットし楽しく一日一日を過ごしていきましょうね!
【人の心に明かりをともす人になりたい】
世の中には三種類の人がいる
まず、人の心に毒を盛る人 彼らは人々を落胆させ
創造性を破壊しあなたにはムリだと言う。
次に、自己中心的な人
彼らは自分のことばかり考えて他の人に力を貸そうとしない
最後に
人の心に明かりをともす人
彼らは人々の生活を豊かにするために励ましの言葉をかける。
私たちはそういう人になる必要があるし
そういう人と付き合う必要がある。
-ウォルト・ディズニー-
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日本からは8時間または7時間の時差がありますが、日本時間の午後5時からのレッスンは十分可能ですよ!
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ピッパ
筆者
イタリア特派員
ピッパ
イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。
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