ベルガモでコロナ犠牲者追悼コンサートと今週末からF1が開幕
Ciao a tutti!
2020年も7月に入りました。
ここナポリはジリジリと本格的な暑さになってきました。
週末の町なかは海へ行く人たちでガラッと空いています。
ナポリでは外出中マスクをする必要はなくなりましたが、それでも私の住んでいるヴォメロ地区では自主的にまだ2割は着けています。
お店やスーパーなどの室内では現在も引き続きマスク着用ですので、筆者もマスク、サングラス、帽子を着用し外出、暑さが半端ないですがしばらくは仕方がありません。
そんななか、先月の6月29日、イタリアの北部に位置しますベルガモで、コロナ犠牲者追悼コンサートが同墓地内で行われました。
マッタレッラ大統領や新型コロナウイルス感染の犠牲者、影響を特に受けた324の各首長が参加し全員マスク着用で鑑賞しました。
当日は19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家ベルガモ出身ガエターノ・ドニゼッティの書いたレクイエム(「葬送曲」「死を悼む」という意味)が行われ、さすがにソリストたちはマスクはなしでしたが、オーケストラ団員や合唱団はマスクを着用し演奏しました。
筆者の仕事仲間は歌劇場を掛け持ちで働いている人が多く、このドニゼッティフェステイバルの合唱団員として数名参加、その同僚たちがマスク着用のまま歌っていたためきっと息苦しいだろうなあと思い頑張って!と心の中で声援しながらテレビ生中継を見ました。
こちらがベルガモお墓入口前です
こちらは墓の中かなり広いですね。
追悼コンサート本番前
(画像:パトリシア・ネグリさん提供)
こちらは追悼コンサート終了後ライトアップがきれいでした。
(画像:パトリシア・ネグリさん提供)
あまりメジャーなレクイエムではありませんでしたが、ドニゼッテイらしく正統派かつ忠実、ロマン派音楽的なメロディーでなかなかいいレクイエムでした。
実は来シーズン9月に筆者もこのレクイエムを歌うことになっています。今から楽しみです。
それから今週末から4カ月遅れでF1が開幕され、場所はオーストリア無観客で行われる予定です。
今シーズンでドライバーのヴェッテルはフェッラリーとさよならが決まっていますので、ルクルールがフェッラリーの一番ドライバーになります。
メルセデスはハミルトン、ボッタスがどう力を見せるか、レッドブール・ホンダもかなり力がついてきていますので今シーズンはさらにレースが楽しくなりそうですね!
まだまだ新型コロナウイルス感染は完全には終息していませんが、少しずつ従来の生活に戻ることを心から期待しています。
ピッパ
筆者
イタリア特派員
ピッパ
イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。
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