ラ・ボエームのオペラはクリスマス前にするのが最適

公開日 : 2019年12月23日
最終更新 :
筆者 : ピッパ

皆さん、こんにちは!

Ciao a tutti!

イタリアへ戻ってから少しして再びエミリアロマーナ州へ出発しました。

今回はピアチェンツァ歌劇場でのオペラ、ラ・ボエームに出演するためでした。

何度かピアチェンツァ歌劇場から仕事の依頼がありましたが、ご縁がなく今回やっと仕事をすることができました。

合唱のマエストロは同僚の人達からきいていた評判通りとても厳しい人で、初日はとても緊張しましたが、毎日稽古をしていくうちにとてもいいマエストロだなあと感心してしまいました。それは仕事に対してとても真面目、誠実、最後の最後まであきらめずいい作品を作りたいという気持ちがひしひしと伝わったからです。演出家とのお稽古中でも合唱のマエストロは舞台袖にいるだけでなく、私たちと一緒に舞台に立ちみんながきちっと歌っているかどうかコントロールしていました。。。苦笑。。。

そして私たちのような外国人には言葉、発音をきちっとしているのか確認するためいつの間にか傍で聞いていました。。。

冷や汗。。。びっくりしますよ、知らず知らず後ろや横にいてるのですから、、、

こんな合唱のマエストロは他の歌劇場にはちょっといないのでは?!と思うほどきびしかったですが、お茶目なところも見え隠れ。。。とてもストイックなマエストロ、実は体育会系でした。。。(納得)

良い部分をウオッチングするのが得意な私はマエストロのいいとこ探しを毎日していました。。。

最後の日は打ち上げに参加することができず個人的には残念でしたが、それでもこの仕事が今年の締めにできて本当によかったなあと思えました。

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ピアチェンツァ歌劇場、ラ・ボエームポスター前!

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こちらも歌劇場入りの前に!!!

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楽屋で一緒になった仲良しのユーちゃんとベテラン合唱団員のエルネスタと!!!

TEATRO PIACENZA 2.jpg

2幕初め場面はクリスマスイブ!!!

だからなのか、ここピアチェンツァ歌劇場以外にもこの時期ラ・ボエームのオペラはフィレンツェ歌劇場、ジェノヴァ歌劇場、バリ歌劇場でも公演されました。。。

個人的には今年もいろんなことがありました。大切な人が亡くなってしまったり、体調が思わしくなかったこともあり、きちっと仕事ができるかと心配したこともありましたが、なんとか無事にやり切り終えることができました。

その後はナポリへ戻りクリスマスを厳かに過ごしました。

PIACENZA.jpg

ピアチェンツァの街にはこのようなイルミネーションがありました。。。

MODENA DICEMBRE 2019.jpg

こちらはモデナのグランデ広場!

次回はナポリで過ごしましたクリスマス、年末、年始情報をお伝えしますね。

ピッパ

筆者

イタリア特派員

ピッパ

イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。

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