ポンペイのオススメレストラン【Ristorante Garum】
カテゴリー:レストラン・料理・食材 投稿日:2021年2月 4日
皆さんこんにちは! ナポリ特派員の時澤です。
カンパニア州は18時までバールやレストランでの飲食が可能ということで、先日、数ヵ月ぶりにレストランに行ってきました。お店はポンペイにあるガルム(GARUM)というお店で、何度か訪れたことのあるお店です。
店名のガルムとはポンペイの町で昔から使われていた魚醤の名前のようで、お店の看板メニューにはこの魚醤をつかったスパゲッティがあります。魚介が売りのお店ですが、実はお肉がとてもおいしくて、魚料理に疲れてしまったときにはもってこいなのです。
席に着くとカメリエーレ(ホールスタッフ)から一枚の紙が渡され、名前や連絡先、身分証明書の番号、ここ数日の体調の様子などを記入するようにと指示がありました。もし、新型コロナウイルス感染者がお店で食事していた人から出た場合、そのときにレストランにいたお客さんに連絡をとるためとのことです。日本ではプライベートな情報なのでこういった対策はなかなか行われないかもしれませんが、イタリアではお店に入る前に連絡先を記入することもよくあります。
前菜はシェフのおまかせを注文し、ひとつは海の食材を使ったアンティパスト、もうひとつはお肉を中心としたアンティパストを頼みました。どれもていねいに作られていて、量もそこまで多くなくてちょうどよかったです。海のアンティパストにはバッカラ(干しダラ)のフリット、タコのカルパッチョのアーモンドがけ、イワシと松のみ、レーズンを使ったオーブン焼き。肉のアンティパストは数種のサラミをつかったコロッケ、パプリカとサルシッチャを詰めたカンノーリ、ズッキーニのパルミジャーナなどがきれいに盛られていました。
パンのほかにもアーモンドを使ったナポリ風のタラッリやグリッシーニもたくさん持ってきてくれて、料理を待っている間にもつまめてうれしいですね。
普段はこれで肉料理にいくのですが、今回は試しに看板メニューでもある魚醤を使ったスパゲッティを注文することに。アンチョビの仲間であるアリーチという小魚と、ミニトマト、くるみ、レーズン、香草などを使ったスパゲッティで魚醤の香りも効いていてとてもおいしいスパゲッティでした。塩気のあるアリーチや魚醤に対してレーズンの甘さがアクセントになっていて、味のバランスもよかったです。
お店はTrenitaliaのポンペイ駅の目の前でわかりやすい場所にあります。(チルクンヴェズヴィアーナ社のポンペイ駅ではありませんので注意)
ポンペイでの食事に迷った際にはぜひおすすめです。
■Ristorante Garum
・URL: https://www.ristorantegarumpompei.it/
・住所: Viale Giuseppe Mazzini, 63 Pompei (NA)
それでは、チャオ!
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