春のGWに是非行きたいカプリ島と「青い洞窟」

公開日 : 2019年04月29日
最終更新 :

みなさん、こんにちわ。ナポリ特派員のパドゥーラ恵です。

今日はあまりにも有名なイタリア絶景の一つ、カプリ島と青い洞窟(Grotta Azzura)をご紹介したいと思います。絶壁の僅かに開いた入口の中は、宝石のような青い海、自然が創り出した神秘的な景色に魅了されること間違いありません。なぜこんなに青いかというと、海底が石灰岩を含んでいるため、太陽の光が海底に反射してるからです。洞窟内には海と地震を司る神と言われた、古代ポセイドンの彫刻が発見されている事などから、ローマ帝国の皇帝のプールとして使われていたと言われています。

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さてこの青い洞窟は残念ながら一年中観れるわけではありません。カプリ島はイタリアのパスクア祝日(イースーター)に合わせて4月中旬頃からシーズンが始まります。(冬の時期はいわゆるオフシーズンでホテルやレストランもほとんど閉まっています)お天気が良くて、風、波も強くなく、海の条件がそろって洞窟の中に入る事が出来るという、その日の運次第。洞口の入口はわずか1mほどなので、少しでも波が高いと入れないんです。また午前中が入れる確率が高いです。

ナポリ、べヴェレッロ港から45分ほど高速船(片道22ユーロ)でカプリ島マリーナグランデ港に到着すると、すぐ横の青い洞窟行きの乗合い往復モーターボート(14ユーロ、現金、クレジットカード可)で約30分で洞口入口に到着します。そこで、順番に小型船(15ユーロ、現金のみ入場料含む)に乗り換えて、洞口に入ります。6月下旬から8月のハイシーズンは小型船に乗り換えるまで2時間待ちとも言われているため、船酔いにも注意しないといけません。なので私は順番待ちがあまりないこの時期をお勧めします。

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また、マリーナグランデ港の前方にあるフニコラーレ(2ユーロ)に乗りカプリへ。そこからアナカプリ行きのバス(2ユーロ)に乗って、アナカプリか次の停留所で青い洞口前行きのバスに乗り換えます。約15分ほどで到着します。案内板にそって階段を降りて洞口前で小型船に乗る方法もあります。バスは約15分~20分に1本出ています。

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小舟に乗ったら、あとは洞口に入るのみです。船頭さんの掛け声にそって、体を後ろ倒しにして中に入ります。ドキドキの瞬間です。そして、洞窟の中に入ると船頭さんはオーソレミオなどの歌を歌ってくれます。この神秘的な美しさのために、そしてこの数分のために日本や世界中から沢山の人がやってきます。

待ち時間が少なくて青い洞窟の中に入ったみなさん!通常は洞窟内一周、数分しか滞在できないのですが、船頭さんに「お願いもう少し!もう一周して!」とお願いしてみましょう。その日が混雑してなければ、少し長めに青い洞窟を満喫できますよ。(ありがとうの意味を込めてチップを渡しましょう)

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青い洞窟を満喫したあと、アペリティフまたは、ランチでおすすめしたいのが、アナカプリにあるシーザー オーガスタスホテル(Caesar Augustus Hotel)のテラスレストランです。

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敷地内で採れた野菜やハーブを贅沢に使ったイタリアンを食べたあと、カプリ島の断崖の上にたっているので、ここのテラスからみる絶景も是非おすすめします。なんとも言えない優越感でこの景色を独り占めをしているような感覚でした。

逆に海上マリーナグランデから見上げると断崖絶壁にあるこのホテルの存在感はひときわですよ。

そして恒例のトイレチェックも欠かしません。ホテル内ですので清潔で綺麗で広々でした。

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ここからカプリ方面へ下るバスに乗りましょう。ホテルからバス停までは徒歩で5分程です。このバス停はハイシーズンになると長い行列が出来ていますので、2分ほど直進してもう一つ前のバス停(始発駅)から乗ると行列から免れますよ。また、タクシーで移動する方法もありますが割高料金です。

そしてカプリへ着いたら、壁が白く統一された有名ブランドが立ち並ぶショッピングストリートやお土産屋さん、その場で自分好みのオリジナルカプリサンダルを作ってくれるお店もあります。美味しいジェラート屋さんもありますし、お散歩も是非楽しんでください。

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ナポリに戻る際も高速船のチケットを購入します。複数の会社が運行していて、時間帯にもよりますが大体1時間に2本運行しています。

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いかがでしたか?青い洞窟はもちろん、カプリ、アナカプリも満喫して下さいね。

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