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イタリアイタリア/ナポリ特派員ブログ

ナポリの妊婦さん事情

カテゴリー:生活・習慣・マナー / 美容・健康・病院 投稿日:2016年3月27日

 海外暮らしをしていると気になる、その土地の病院事情、育児事情、保険事情、そして出産事情。イタリアで妊婦生活をしてみて、いろんなことに気付きました。海外で妊娠生活を送るには様々な不安がつきもの。でも今思うのは、人間はどの時代で、どんな土地でも子孫を残してきているわけだから、どうにかなるものです。

 イタリアでは国民健康保険を利用して国立の病院に行けば、検診も出産もほぼ無料になります。でも、ほとんどの人が利用しないのが現状。国立病院では待ち時間が長く、施設が古く、毎回ドクターが変わり、対応があまり丁寧でないと聞きます。実際に行ったことはないので、本当のところはわかりませんが、大部分の人がプライベートのクリニックを利用します。私も毎回同じ先生に診てもらいたかったので、紹介してもらったクリニックに通いました。

 イタリアの妊婦検診はとっても丁寧です。ナポリ人がこんなにきっちりと検診をすることにびっくりしました(笑)日本よりも詳しくいろんなことを診ているように思います。初診の後、指定された日の後などに、何度か血液検査のために他の病院に行きます。最初に血を8本のケースに抜かれた時はびっくり!ほぼ日本で検査しなければいけない項目を網羅していますが、梅毒の検査はありませんでした。産婦人科では基本的に血液検査や尿検査をしてもらえず、別の施設でそれらの検査を受けた結果を持って、産婦人科に提出しなければいけません。ちょっと面倒臭い...。私は看護師さんにうちまで来てもらって、採血をしてもらっていました。そうすると、看護師さんが血液を持って帰ってその結果を近所の薬局に届けてくれます。

 妊婦検診には、ほとんどの人が旦那さんと二人で来ていました。ナポリならではなのか、中には家族総出で来ている人も。お母さん、お父さん、お姉さんか妹、そして旦那さん。わいわいと診察室から出てきたのには驚きました。日本ではちょっと考えられない風景。家族を何より大切にし、一目をはばからず堂々とそれを表現するのがイタリア人。

 私は医学用語などにも不安があったので、毎回夫と一緒に行っていましたが、一緒にエコーを見るのはとても大切な時間になりました。初めて動く姿を見た時に涙目になったり、心音をビデオに撮ったり、先生に熱心に質問したりする夫を見るだけでも、異国での妊婦生活に安心感を覚えました。

 さて、イタリアで妊婦生活を送っていて楽しいことは、やっぱりお買い物。日本でも人気のイタリアブランド「Pegperego」や「Ingresina」などのベビーカーや、かわいいベビー服を見て回るのはテンションが上がります。
 便利なお店は、ナポリだけでなくイタリア全土にあるPrenatal(プレナタル) という大型ベビー用品ショップ。日本でいう赤ちゃん本舗のようなお店です。店内は広くて、いろいろなものが揃います。
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 ベビー服を見て回るのは、どんな国でも楽しい♫
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 マザーズバッグもGUCCIやPRADAなどのイタリア人気ブランドから出ています。ちゃんとオムツ替えシートも付いています。
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 そして、こんな定番絵本のイタリア語版も見つかります。本屋さんも楽しい!
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 イタリアにないもの、それはフォトプロップス。マタニティーフォトはイタリアでも人気で、大胆なショットを撮影する人もいます。私はフォトプロップスを使ってかわいい撮影をしたかったので、手作りしました。
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 イタリアにないものもう一つ。それは妊婦さんキーホルダー。初期は気付かれないので、バスで優先席に座るのは気が引けたりします。
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 でも、ちゃーんと母親学級や両親学級はあります。プレナタル で定期的に開催しているので、近くの店舗で聞いてみてください。旦那さんと一緒に参加すると父親としての自覚も少しずつ生まれるかな、と思います。
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 参加者にはいろいろな試供品が入ったキットをプレゼントしてくれます。
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 私は妊娠8ヶ月で里帰り帰国をしたので出産に関しては分かりませんが、それまでの8ヶ月の妊婦生活はとても楽しいものでした。周りの人たちのおかげで仕事も最後までやり切ることができ、お散歩やショッピングを楽しみながら、夫婦で帰国までいろんな話をすることができました。海外で不安なこともあると思いますが、きっと日本でも同じように不安なことはあると思います。だから今妊娠している方々が、ナポリでも、どこの土地でも楽しく穏やかな妊婦生活を送れることを願っています。

 一つとても困ったのはタバコの煙。ナポリは喫煙率がとても高く、道端での歩きタバコも禁止されていないため、敏感になっているとおちおち道を歩けませんでした。排気ガスもひどいので、遠回りになってでも大通りは避けた方がいいかもしれません。タバコの法律は改善されることを願うのみです。

 利用できるサービスはできるだけ利用して、イタリアならではの家族ぐるみでの大袈裟な検診や赤ちゃんを迎える準備を楽しみ、ストレスフリーな毎日を過ごせますように。

 次回はイタリアで妊婦が禁止されていること、食べてはいけないもの、推奨されていることについて書きたいと思います。

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角南有紀 さん

イタリア・旧ナポリ特派員の角南有紀 さんが現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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