熱い熱い!ナポリの音楽フェスティバル♪
6月21日は音楽の日。去年もこの記事を書いたような気がして、ブログを見返してみました。...やっぱり、あったあった。→灼熱のナポリ、音楽祭の夜
タイトルも今回の記事とかぶっていました。毎年この時期は暑い暑いと思っているみたい。
さて、21日の音楽祭は去年にも増して楽しい内容でした。ナポリ音楽院では回廊でノンストップコンサートが行われ、たくさんの教会でコンサートが開催されました。
サンカルロ歌劇場では、なんと18歳以下の子は全てのコンサートが無料。王宮の大階段にて、16時半に子どものコーラスで開幕して、San Carlinoと呼ばれるグループの演奏、王宮内の劇場にて弦楽四重奏、そしてメインは歌劇場内でのマリエッラ・デヴィーアのリサイタル!さらに外のテラスでのコンサートが三つ、と遅くまで続きました。
マリエッラ・デヴィーアは来日した際にも大人気だった大御所ソプラノ。もう60歳を越える彼女ですが、ここぞとばかりにストイックな演奏を聴かせてくれました。美声はもちろん、その真摯で丁寧な演奏技術は圧巻でした。
2009年にサントリーホールにてリサイタルをした際のノルマのアリアを貼付けておきます。
こどもの頃からこんな音楽環境に恵まれて育つことはただただ羨ましいと思います。ナポリなんて田舎の街で、富裕層でなくとも気軽に演奏会に行けるというのは最大の魅力だと思います。
クラシック音楽というと、どうしても敷居の高い感じがしてしまいますが、こうやって身に触れる機会があればそれだけ身近に生活の中で文化が浸透していくというのが、やはり芸術の生まれた街の強みなのでしょう。
イタリアでは6月中旬から9月中旬まで、子ども達は長い長い夏休みを迎えます。親はもちろん仕事があるので、バカンスに行けるわけでもなく、田舎の祖父母の家に預けられたり、ただただ家で過ごしたりします。
夏休みが長くて羨ましいと思うのは日本人の感覚ですが、実はちょっとかわいそうなのが現実。
退屈に過ごしている12歳の女の子を三人連れて、音楽三昧を楽しんできました。
現在モーツァルトのレクイエムがサンカルロ歌劇場で公演中。バスのソリストは芸大時代の先輩、森雅史さんです。ロシアのEifman Balletが人間の苦悩をあまりに見事に表現していて、鳥肌の立つ公演でした。
音楽三昧のナポリ旅を楽しんでみませんか?
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