ナポリ特派員番外編〜冬のニューヨーク
ニューヨーク!ニューヨーク!!ニューヨーク!!!世界一キラキラな街。私は数年前からこの街に完全に恋に落ちてしまってます。
ホットでクール、ブリリアントでダーク、スパイシーでスイート、そんなNYCにスマートでクレイジー(?)な旅に出ました☆☆去年の年末の話ですが、ようやく書くことができました。
夏以来二度目のニューヨーク。楽し過ぎた前回の旅も記事にしています
実は今回はオーディションを受けるのが目的で、飛行機の中では二重のマスクをして、異常なほどに着込んで、水分をたくさん取りながら辿り着きました。が、冬のニューヨークは予想を遥かに越える寒さ!
ナポリでの公演が前日まであったので、オーディションの前日の夜ニューヨークに着きました。疲れていたけれど、ちゃんと歌えて満足。そんな話はまあいいとして、クリスマスのイルミネーションにテンションが上がって上がって!オーディションの後、熱まで上がりました。
ニューヨーカーといえばコスモポリタンを飲まなきゃ、と思った私はミュージカル「CHICAGO」)の観劇の後すぐ近くにあるLillie's Times Squareで一杯飲んでみたら、これが大失敗。お店は素敵だし、味が少し濃くあれどおつまみも美味しいし(ランチもやってるみたい)もちろんコスモポリタンも美味しかったんだけど、私には強過ぎました。
ホテルまでフラフラしながら辿り着き、その後しばらく気持ちが悪くて...翌朝には高熱が出ました。反省。お店はおすすめです!
この時期は街を歩いているだけでウキウキ。クリスマスツリーをどれだけ写真に収められるかを一人で競ったり(笑)、街行く人がみんなクリスマスプレゼントを抱えて歩いている姿を見て微笑ましくなったり、季節限定のホットアップルサイダーを飲みながらのアイススケートやデパートの豪華に飾られたショーウィンドウを見ているだけでも、なんだかサンタクロースの国に来たような気分。
METでオペラ「トスカ」を鑑賞。観客の雰囲気がイタリアと全然違う!途中で何度も場内に笑いが沸くのです。トスカのどこで笑えるの...?!トスカの嫉妬深さにたいしてみんなが笑っていてびっくりしました。歌手に向けての拍手もとても温かい。イタリアだったらまだらな拍手やブーが出そうな時でもすごい声援(誰にでもブラボー)が送られていました。サクラがいるのかな。
プッチーニの映画を観ているかのように、歌手陣は俳優のようによく動き、スマートな衣装を着こなし、音楽は体の中までしっかり鳴り響き、これぞ現代のオペラが目指しているものなんだと思いました。舞台はサンカルロ歌劇場より狭く見えたので、合唱やエキストラなども最小限にとどめている感じでした。
今回とても心に残ったのは実はオペラよりもブロードウェイミュージカルのシカゴでした。主役のBianca Marroquinの圧倒的存在感にすっかり魅了されてしまいました。
今回は夏とは違って雪が降ったり、クリスマスシーズンとあって人混みがすごかったり、発熱のためホテルで寝込んだりで、前回ほど動き回ることができませんでした。目的はオーディションだったので仕方ないけれど、この時期に訪れるなら目的は「クリスマスの雰囲気を満喫する」に尽きます。いろいろ観光したいなら冬じゃない方がいいかも。
でもいいこともいっぱい。
次は春風吹くセントラルパークを走りに行きたいな。そして紅葉に染まる季節も見てみたいな。
*補足:トスカの嫉妬心が強いところは、あまりにイタリア的で、イタリア(特に南イタリア)では普通なのですが、確かにちょっと笑えるかもしれない。。
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