背番号10番Hondaのミラン移籍、イタリア人の見解

公開日 : 2014年01月11日
最終更新 :

 イタリアのサッカー記事を専門に扱う新聞「La Gazzetta dello Sport」の一面を飾った本田圭佑選手。

NEWS_1372914319_gazza4.jpg

 イタリアでは、「今日何食べる?」と同じくらいの日常会話としてサッカーの話題が飛び交います。ミランで栄光の10番を手にした本田選手のことは、たとえミラニスタ(ACミランファン)でなくとも話題にのぼります。

 カカとバロテッリと息が合えば、最高のチームになるだろうと期待を寄せる反面、10番を与えるほどなのかどうかはまだわからない、と冷静な反応。でも、インテルでの長友選手や過去の日本選手の勝利への貢献の影響もあり、日本の選手は「技術が確かで、真面目で、粘り強く、とことんチームに尽くしてくれる」との印象があるようです。これからの活躍が楽しみ!

 そして何よりミラン側からしてみると、本田選手の移籍による経済効果は明らかで、ユニフォームやチームグッズの日本での販売や、日本からのサポーターがスタジアムに来てくれること、さらに試合の放映権を日本が買うことによって、年間1000万ユーロをもたらすと言われているそうです。

130800031-c0ae97d4-c313-44b1-acf0-421d5c385f5c.jpg

 長友選手はすっかりインテルの顔となり、サポーターやチームからも人気があります。押されても倒れない身体能力はナポリのサポーターからも恐れられており、存在感の大きさがうかがえます。

 本田選手にもACミランに欠かせない存在になってもらいたいですね!

 なんといっても、「日本人がサッカー?!笑っちゃうね〜」みたいな態度だった昔のイタリア人が、「日本の選手はすごい!」と言うまでになったことが本当に素晴らしいことだと思います。

 ところで、日本のように深夜枠にサッカー番組をしているのですが、そこで本田選手を紹介する時のバックミュージックが笑えました。イタリア人はHの発音を持たないので、ホンダのことをオンダと言います。オンダとは「波」という意味です。「オンダオンダ(波波)」という古い歌を本田選手のインタビューの後ろに流していました。オンダじゃないよー!インタビュアーはあの問題児ベルルスコーニ元首相の娘でした。

 写真は、去年の夏移籍が騒がれてから、契約金の問題からなかなか決まらなかった時の記事。「波が欲しい」というタイトルにされています(笑)

2j3laat.jpg

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。