イタリアでもワーグナーイヤーの2013年

公開日 : 2013年04月20日
最終更新 :

 イタリア人作曲家によるオペラ公演の多いイタリアですが、今年はワーグナーイヤーとあって、ワーグナーオペラの公演が各地で行われています。

 サンカルロ歌劇場でも今日から「さまよえるオランダ人」が始まります。ドイツの詩人ハイネの物語に着想を得たワーグナーが1842年にオペラ化しました。

 ロマンチックなワーグナーが魅力を感じたこのお話の内容を簡単に説明しますね。

 舞台はノルウェーの港町。幽霊船の船長であるオランダ人は、呪いを受けたため7年に一度しか上陸することができず、乙女の純粋な愛によってのみこの呪いを解くことができるんだ、とダラントに話します。ダラントは財宝と引き換えに、娘ゼンタに会わせることを約束します。ゼンタはエリックという青年に愛されているも、オランダ人の肖像を見ては、救いたいとの思いを募らせます。再び幽霊船が港に現れ、ゼンタはオランダ人に会おうとしますが、それをエリックが引き止め、エリックの愛を知ったオランダ人は裏切られたと言い去って行こうとします。ゼンタは自らの思いと貞節の証明に海に身を投げ、ゼンタの純愛を得た幽霊船は呪いを解かれ、死とともに浄化して沈没していきます。

 今回の演出はとても面白く、おどろおどろしい雰囲気を鏡を使って表現しています。鏡に寄って、舞台の下に沈む船内までが見える仕組み。幽霊を演じる役者のメイクもすごい!

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 公演予定は、19日(金)20:30、21日(日)17:00、24日(水)20:30、26日(金)19:00、28日(日)18:00

 私が出るシーンは、お針子さんが船乗りの男たちを待ちながらおしゃべりしたりふざけたりしている2幕

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 船乗りたちの帰還を喜んで宴をする三幕と、ゼンタが海に身を投げるフィナーレ。

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 この時期にナポリを訪れる方は是非足を運んでみてくださいね。

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