イタリアで一番愛されている作曲家

公開日 : 2013年02月08日
最終更新 :

 みなさんの好きな作曲家は誰ですか?日本で人気なのはモーツァルトかバッハあたりではないでしょうか。日本人向きのエレガントで誠実な小品が多いのはオーストリアやドイツ系の作曲家に多いかもしれません。私は、演奏してよい作曲家を一人しか選べないとしたら?と問われると迷いなくモーツァルトを挙げます。でもプッチーニも大好きなのでかなり迷うと思います。

 さて、イタリアでダントツ人気の高い作曲家はなんと言おうとジュゼッペ・ヴェルディです。彼のオペラ「ナブッコ」の合唱曲「Va pensiero」はイタリアの第二の国家と称されるほどです。「椿姫」「アイーダ」「リゴレット」といったオペラはクラシック音楽に興味のない人でも耳にしたことのあるタイトルだと思います。男性的な強さのある音楽が特徴的で、イタリア統一運動の時代において国民の愛国心を掻き立てたであろうメロディは、今もイタリア人の心を掴んで離さないようです。

 そのヴェルディのレクイエムをナポリのサンカルロ歌劇場で歌う稽古が今日から始まりました。初日の今日は契約書にサインをするところから始まったのですが、劇場に出入りするためのパスカードをもらった瞬間、嬉しさがこみ上げてきました。

 イタリアで一番美しいと言われているこの劇場で、イタリアで一番慕われている作曲家のレクイエムを歌えるなんて。日本にいる家族や友達を招待できないのが残念です。2月24、26、28、3月1、3日でナポリに遊びにくる機会があれば、劇場の観光がてらイタリア音楽に浸ってみてはいかがでしょうか。チケットは劇場で購入可能です。サンカルロ歌劇場ヴェルディレクイエム

IMG_0244.JPG

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。