ポンペイ遺跡

公開日 : 2012年10月28日
最終更新 :

 先日、妹を連れて世界遺産となっているポンペイ遺跡に行ってきました。4年前の冬にも訪れましたが、今回も足を踏み入れた瞬間に古代へタイムスリップしたような不思議な感覚がありました。

 西暦79年という数字が、もうなんだか想像の域を絶していますが、街並みをよく考えて都市建設されていたことが覗えます。メインストリートに沿ってお店が並び、庭付きの家やテルメ(温泉)、劇場等の娯楽施設も残っています。

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 遺跡から見る雄大なヴェズビオ火山はとても美しく、その昔この街を滅ぼしたことが皮肉に思えてきます。また、火砕流を思わせるような、絵具として使われた壁に残る深紅の色合いはいまだに鮮明で、この独特で美しい色の名前は「ポンペイの赤」と呼ばれています。壁画も残っています。火砕流に一瞬にして飲み込まれたこの街の生活用品や芸術品は、古代の生活を知る重要なものとなっています。

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 ポンペイへは、ナポリから車や電車で30分程です。遺跡は足元がでこぼこしているので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。

チケットは大人11ユーロ。子供5,5ユーロです。

オープン時間:11月1日~3月31日が8:30~17:00

       4月1日~10月31日が8:30~19:30

 日陰がないので、お昼過ぎの陽射しはきついですし、夕方暗くなってくると足元が危ないので、午前中に行くことをおすすめします。

 かつて多くの命を奪った場所ではありますが、古代の神秘と街の美しさが現在も残っており、南イタリアのさんさんと降り注ぐ太陽の下で訪れる観光客に何かを物語っているように思えます。少し足を延ばしてでも訪れる価値ありの、おすすめ名所です。

 ちなみにPink Floydが1972年にポンペイでライブを行っています。このビデオからも古代の魂が起きだして聴き入っていそうな気がしてきます。

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