【ウズベキスタン】国境閉鎖措置を発表

公開日 : 2020年03月16日
最終更新 :

こんにちは!

ウズベキスタン・ナマンガン特派員の深谷研介です。

今日は、ウズベキスタンの新型コロナウイルス関連情報をお伝えします。

ここで取り扱うのは、2020年3月16日時点の情報です。 

まず、国内でも大きく取り上げられているのは、以下の3点です。

①ウズベキスタンで2020年3月16日までに6名の新型コロナウイルス感染者が発表されました。(記事

②それに伴い幼稚園から大学までの教育機関は3月16日より閉鎖されます。(記事

③ウズベキスタンにおける国際線の全フライト停止と、陸路の国境が閉鎖されます。(記事

また、新型コロナウイルスの対応策として報道されているのは、以下のようなものです。

(1)3月16日から、ウズベキスタンは他国との航空便を停止し、自動車道を封鎖する。鉄道の封鎖に関しては決定のためには3日間が充てられている。これは出入国が停止されることを意味する。

(2)ウズベキスタンへの新型コロナウイルスの進入及び拡大の予防措置プログラム策定特別共和国委員会を率いるアリーポフ首相は、3月15日の閣僚会議におけるブリーフィングにおいて、新型コロナウイルス感染対策のために採択された政府による措置を発表した。

(3)就学前、中等及び高等教育施設(私立及び国立)は休校となる。地方に住んでいる生徒らは、公共交通機関において50%の割引を受けることとなる。

(4)スポーツ、文化、コンサートなどを含むあらゆる大規模行事は中止される。ナウールズ(春のお祭り)や、それに関連する大規模行事も中止される。国民に対しては人混みを避けるよう勧告が行われる。

(5)あらゆる国家機関及び非国家機関は会議を行ってはならない。行う場合は遠隔で行うことが推奨される。

(6)政府は,宗教施設に対して大規模行事を控えるよう勧告を行った。

(7)薬局におけるマスク不足への対策として、その生産量を10倍に増加させる。3月16日よりマスクの輸出は停止される。

(8)薬剤や医療品の価格の便乗値上げを行った民間企業に対して警告が発出された。

(9)アリーポフ首相は、虚偽の情報を拡散したマスコミは、現行の法律に基づいて罰せられる可能性があると言及した。

(10)海外に滞在するウズベキスタン国民のためにチャーター便が就航される可能性がある。帰国した者に対しては2週間の検疫措置が講じられる。

(11)公共交通機関はその終点において、又は(鉄道の場合は)車庫において、4時間毎に消毒作業を行わなければならない。

(12)アリーポフ首相は、政府による今次措置が緊急事態によるものであるとまでは言うことができず、同様の措置は世界中の国で講じられていることを強調しつつ、国民に対してパニックに陥らないよう要請した。

(13)国民に対する予防相談のために地方に派遣されている医学部の学生は、希望により帰宅することができる。

(14)感染の疑いがある場合、自宅から出ずに架電にて専門家を(家に)呼び、検査を行う旨推奨されている。

以上です。

これらの措置の具体的な解除時期などは発表されておらず、先行きは不透明な状態です。

今後も、新しい情報が入り次第こちらでお知らせいたします。

今回もご覧いただきありがとうございました。

それでは、また!

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