ムンバイのモンサンミッシェル!?ハジアリ霊廟

公開日 : 2012年11月05日
最終更新 :
筆者 : 鳥巣 悠

ムンバイの中心部、アラビア海沿いの道を通ると、不思議な

建物が海に浮かんでいるのが見えます。

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この建物、実は15世紀に建てられた「ハジアリ」という名のモスクで、

干潮の時にだけ参道が現れる造りになっています。

その様はまるでムンバイのモンサンミッシェル...!(少し言いすぎかもしれませんが...。)

しかし夕方に、陸地側から見える夕日色に染まったハジアリはとても美しく、大好きな光景です。

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その昔、聖人であったハジアリがメッカ巡礼中に亡くなってしまい、その棺が流れ着いたのが

この場所だそう...。(この場所で溺死してしまったという説もあるようです。)

今でもイスラム教信者にとっては重要な場所のようで、

毎日多くの信者が礼拝に訪れています。

実際に行った日本人の友人からは「参道には物乞いが多くて、もう行きたくない」

といった話を聞いていたので、ムンバイに来てから1年半ほど、陸側から見るだけで

満足していたのですが、今回雨季も終わって干潮時に行く機会が出来たので、

ついに内部へ足を踏み入れてみました。

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目印は連日賑わっているこちらの「Haji Ali Juice Center」。

このジュースショップの横に参道への入口があります。

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参道の手前には食べ物や花、お供えに使う物などを売るお店がたくさん並んでいました。

ムスリムの男性がよく被っている帽子も初めて発見...!

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潮が満ちるのを待っているのか、参道の手前にはここで生活している漁師風の人も...。

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そしていよいよ参道へ...。

話に聞いていた通り、両脇には物乞いをしている人もたくさんいました。

実際にお金をあげている人も多く見かけましたが、あげないからといって

何かをしてくるわけではないので、あげたい人だけあげれば良いと思います。

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参道の屋台を冷やかしたり、対岸に見えるムンバイの街並みを眺めながら

歩いていると、いよいよモスクが近づいてきます...。

モスクは2008年から2010年にかけて修復が行われたとのことで、

比較的新しい建物に見えました。

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そしてこちらが聖人の祀られている廟です。(内部は撮影禁止)

入口で靴を脱いで、男女別の入口から中に入ります。

男性はハジアリの棺に触れ、祈ることができますが、女性は触れることが許されず、

外から棺を眺めるだけ...というきまりになっていたのには驚きました。

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参道で売られていた赤い紐は、こうして木に結ばれていました。

意味は分からないのですが、日本の「おみくじ」のように願掛けなのでしょうか...?

どなたか詳しい方がいましたら教えてください!

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モスクの裏側では礼拝を終えた?何をしているのか分からない人がたくさん...。

写真を撮って、その場でプリントする商売をしている人もいました。

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ローカル度満点なハジアリ、ヒンドゥー教の寺院とはまた違った雰囲気を

味わうことができますので、ムンバイ観光の際は訪れてみてはいかがでしょうか?

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