巨大洗濯場、ドービーガートに潜入!②
現役の屋外洗濯場「ドービーガート」への潜入レポート第二弾です。(第一弾はコチラ)
ちょうど私たちが中に入った時間はお昼時だったせいか、働いている人は
まばらだったのですが、様々な仕事をしている人に出会うことができました。
これは格子状で区切られたブースの中で、洗濯物を洗っているところです。
何度も何度も叩きつけることで、汚れが表面に浮き上がってくるそう。
こちらの3人は親子でしょうか。「写真を撮っていいですか?」と聞くと、張り切って
仕事の様子を見せてくれました。
叩きつけても落ちないシミや汚れは、薬剤を付けてブラシで丁寧にこすって落としていました。
何より驚いたのが、「全てが人力」だと思っていたドービーガートにも
たくさんの機械があったことです。
これらの機械は洗ってから干す間の脱水がメインだそうですが、
ここにもやはり近代化の波が来ているのでしょうか...。
敷地内には洗い場だけでなく、そこで働く人たちの家もあります。
ちょっと家の中を覗かせてもらったところ、ちょうどお昼休憩を取っている時間でした。
(もちろんメニューはカレーです!)
また、他のお宅では、洗い終わった服をアイロンがけしていました。
ほとんどの家は一見スラムの様に古くて粗末な家構えなのですが、
中には普通にテレビがあったり、写真や時計が飾られていたり...。
意外にも近代的で快適そうな生活が送られていました。
屋外で男性達が働いている間、女性は何をしているのかな...と思っていたところ、
ちゃんと女性達の仕事場もありました。ここは洗いあがったサリーを畳んでいるところ。
そしてここドービーガートには子供たちもたくさん暮らしています。
外国人とデジカメが珍しいのか、みんな興味津々で近づいてきてカワイイ...!
暑い季節、子供たちは大人が仕事をしていない時間に、こうして水浴び
しているんだと思います...。この時外は35度位あったので、本当に気持ちよさそうでした^^
洗い終わった服は、屋根の上で自然乾燥。限られたスペースを有効活用しています。
洗う時に色移りしないように...との配慮からかと思いますが、同じ色や柄ごとに
洗う場所、干す場所がきちんと分かれていました。
ここはインド人男性の定番ファッション「派手色×チェックのシャツ」コーナー...。
1日でここまで集まるとはさすがですね^^
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なお、ここドービーガート内に入る時に注意しなければならない「法外なチップを
要求される」という点についての検証ですが...
今回、入口から入ろうとしたところ、予想通り「自称ドービーガートのボス」と名乗る人が
入場料を要求してきました...。
彼曰く、「外国人がここへ入るためには100Rs(約150円)を支払わなければならない」とのこと。。
当然、そんなことはどこにも書いていないので、最初は拒否しましたが、
結局ラチがあかなかったので「それ以外のお金は一切支払わないこと」
「(ガイドがいると滞在時間や見る場所が制限されそうなので)ガイド無しで、自由に見学、
撮影させてもらうこと」を確認し、私たちは支払うことにしました。
しかし、やはりここはインド...。おそらく入場料は相手を見て決めているのでしょうし、
「ガートの運営に使う」と言っていた入場料も自称ボスの懐に全て入ってしまうのかも
しれません...。
実際、一度中に入ってしまえば他にお金を要求されることはありませんでしたし、
住人たちはみんな親切で、こちらの質問にも快く応えてくれる人ばかりでしたが、
だからといって「いつ誰が行っても安全」とは言い切れません。
(少なくとも女性1人での進入は止めておいた方が良いと思います。)
どうしても中に入ってみたい場合は、地元のツアー会社(リアリティツアーズなど)や、
数人のグループで単独行動は避ける&貴重品は持っていかない...など、
最低限の注意をして見学してくださいね。
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