№40 トレチャコフ美術館- "忘れえぬ女" モスクワでロシア美術に浸る午後
今日は、晴れたり曇ったり雨が降ったりと、目まぐるしい1日でした。モスクワの4月を初めて過ごし、やっぱりまだまだ春ではないなーと思いました。最高気温が10度以下の日もちらほらありましたし、最低気温が氷点下になる日も、雪が降る日もありました。
こう考えると、モスクワがちっとも寒くない時期というのは、5月-8月までのわずか4ヶ月なのでは...やはり厳しい気候の街ですね。
ベストシーズンの5月目前の今日は、モスクワの定番観光スポットの一つ、ロシア美術の殿堂"トレチャコフ美術館"で過ごす一時をご紹介したいと思います。
▼外観もかわいらしく、建物を前にするだけでときめきを感じる貴重な場所。ファサードは、20世紀初頭に建てられたものなんだそう
▼クローク(コート&荷物預かり所)やカッサ(チケット売り場)は地下1階に
▼この地階の雰囲気がまたすてき。カッサの佇まいは、まさしく本物のクラシック
▼ミュージアムショップ的なものも、結構充実しています。古い切手やしおりやメモなど
▼1枚10RUBのオリジナルポストカードは、紙質もちゃんとしていて、街中ではこういったカードになかなか出会えないので、貴重な存在
▼これが、イワン・クラムスコイ作 "忘れえぬ女"
この"忘れえぬ女"、原題は"Неизвестная" =無名の女、とでもなるのでしょうが、ソ連時代から日本へも度々旅をしているようで、数年前にも東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで企画展が開催されていたので、ご記憶の方も多いかも。日本での企画展にあたり、数十年もの時間をかけて色々な物語に彩られ、こんな邦題が生まれたのかもしれませんね。
▼鮮やかな色彩が溢れます
▼夢見るひと、とでも邦題を付けましょう (by 筆者)
▼小さなバラを寄せて形作られた、照明。かわいい♡
ご覧のように、ロシアの美術館は、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館然り、写真撮影は自由(フラッシュは不可、要持ち込み料)の懐の深い空間です。
一説には、ライティングが相当甘いと言われているらしいロシアの美術館ではありますが、思い思いの時を過ごすのにはうってつけの場所。たまにはこんな妄想旅行もいいですよね。
トレチャコフ美術館は、周辺の環境も閑静でなかなかなので、よい季節にお散歩がてらぜひお出掛けください。
以前ご紹介したウィークエンドブランチのcorrea'sや、リーズナブルでおいしいカフェのバリシャヤ アルディンカ店も徒歩圏内です。
■トレチャコフ美術館(本館)
住所: Лаврушинский переулок 10 ラヴルシンスキー通り 10
メトロ: 6・8号線 トレチャコフスカヤ駅より徒歩10分足らず。2号線 ノヴォクズネツカヤ駅または9号線 ポリャンカ駅からもアクセス可
営業時間:
火・水・土・日 10:00-18:00
木・金 10:00-21:00
*月曜定休、チケット売り場は閉館の1時間前までの営業
入場料: 大人400RUB カメラ持ち込み料 200RUB
*1RUBは、現在のレートで約2.9円です
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